2009年8月17日月曜日

♯74 神楽坂(紀行)

 お久しぶりの更新です。

みなさん、お盆はいかがお過ごしでしたか?
僕は、あぁ、やべぇ、今年は悲しすぎるお盆になるなぁ、
なんて思っていたところ、盛岡からタムラという使者のおかげで、
なんとか寂しくなることなく、過ごすことができました。

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さて、とりあえず、飯ということで、
飯田橋の「青葉」で麺をがっついて、
(あぁ、やっぱり安定感ある味、さすがの美味しさ)
神楽坂を歩くことにしました。






 神楽坂に行くのは久しぶりのことでした。
昼間からゆっくり歩くのは、むしろ初めてでした。
神楽坂の料亭付近には近寄らず、
(夜になるとあの料亭付近の趣もまた素敵なのだが)
とにかく付近を歩き倒すことにしました。
 神楽坂を歩くことの楽しさは、
やはり路地が多いこと、坂が多いこと。
行き止まりに見える路地も、
実はさらにその奥に行けたりなんかして、
なんとまぁ、奥ゆかしいこと。
歩いてみなければわからない面白さ。
レトロな通りもあれば、モダンな通りもあるし、
奥ゆかしいことこの上ない。
 とまぁ、上にあるような、
曲線を帯びた、実にわかりやすいファサードの建物もあり、
小道、大通りに限らず、歩けど歩けど、
なんかしらの発見があった気がする。

 上の写真は雑貨屋ですね。
不思議なことに、こういう店って、
僕的に女と入るよりも、一人で入るよりも、
男友達と入る方が、何かいいんですよね(ゲイじゃありません)
 この店は「jokogumo」という店で、
いわゆる、くるみだったり、澱粉だったり、
あけびだったり、と自然由来のものを、
至極シンプルに、暮らしのアイテムとなるものを、
都会の喧騒から遠く離れた落ち着きを持って、
ゆったりと扱っている。
 この店でまた不思議な出来事があった。
先客の女性と店主の女性とがお話をしていた。
(どちらもまた可愛らしいんだわぁ)
先客が「私、青森の弘前の出身なんですよぉ」
なんて話している。(お店には東北から仕入れてきたものが、
けっこうあるわけなのだが)
すかさず、僕らは
「俺らは青森市出身でーす♪」
なんて言ってみる。
小さい店に青森率100%になった瞬間だ。
この様子は「jokogumo」ブログに掲載されている。







 いやぁ、神楽坂面白い。
今度は、住宅地の真ん中に、急に鶏肉専門店があった。
手羽先が50円と60円で置かれている。
10円の違いは「大きさ」によるものらしい、と店主。
微妙な違いなのだろうが、
この「10円の素直さ」に私たちは負け、
素直に購入、即、食す、そしてめちゃ美味い。








 路地の隙間隙間、目を離すことができない。
今度は隙間から公園が垣間見えた。
隙間を抜けると、空間が広がっていくのが、
神楽坂的、隙間の美学の一つでもある。
 さて、そんな公園の奥には象型滑り台があったので、
タムラ氏には滑っていただいた。
 3部構成の写真となったが、
何と言っても、最後の1枚の笑顔が実に印象的である。
ありがとう、タム。
ありがとう、神楽坂。
ありがとう、お盆。





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