2010年2月28日日曜日

♯166 愚直(雑記)

私の東京生活もいよいよ残り1カ月となった。
このように年度の境目に「転機」を見出す者は少なくない。
2月いっぱいで東京を去る、ケンゴ。
我らが麻雀講師であり、プロレス講師でもあった。

そんな私と彼がいよいよ東京を去る、
という事実を知り、一人の心は、熱く燃えたぎった。

その男の名は、「シマヤ」という。
今までに数々のサプライズや伝説を残そうとし、
基本ハッタリがオチ、という男だ。

そんな彼から、いつも集う男たち7人に、
このようなメールが送られてきた。

「夜11時20分、高円寺駅集合で、
新宿で飲みに行こうぜ!送別会や!
サプライズもあるみたいだし、
金はドブに捨てたと思えば安い!」


今まで、彼が施すサプライズといえば、
特攻服を着て・・・云々とか、
ヤクザ・ヤンキーマニア、
という彼の肩書きは周知の事実であり、
所詮いつものくだらない感じだろう、と我々は思っていた。。

そしてなぜに、新宿で飲むのにわざわざ高円寺集合!?
と、もう我々のモヤモヤとイライラとで、
彼の施さんとするサプライズには何ら期待は抱かれておらず、
高円寺駅前のバス停に並ばせられ、愚痴を言いながら立っていた。

すると、バス停の前に一台の乗用車が現われる。
会話交じりに視界に入ってくるその乗用車。
近づくにつれて、我々は自分の眼を疑った。

何か、ちょっと、この車、長い。




上の写真が我々の眼前に現れたわけだ。
目が覚めた、これはリムジンだ!
まさか・・・、まさか・・・、


リムジンから、運転手が降り、丁重にドアを開く。
すると、この絵が我々を待ち受けた。




気持ち悪いけど、凄い。アホ過ぎる。
基本、夢を追う、下層貧民が住みつく高円寺の駅前において、
このような画を見せつけられ、
駅からの視線も痛い。痛いけど、心地イイ!!

クソっ!やられた!!
生まれて初めて、我々は、彼にサプライズさせられた。
悔しいけど、、かっこいい。

彼の趣味が初めて活きた瞬間であった。
たしかに彼は、ヤクザやヤンキーが好きであった。
自分でそのようになる勇気もなかった。
またそれと同時に我々は、
ビートたけしや藤山寛美の、
数々語り継がれるエピソードにあこがれ、
ずっと大人になれずにいた。

ロマンだけを求め、
具体性のない夢だけをただ追い続けた。
ビートたけしが歌う「浅草キッド」に、
いつも逃避し、何か答えがある、と信じている。
何とも哀愁漂う 愚直極まりない人生であろうか。


しかし、年月が経つにつれ、
この愚直なまでの馬鹿、という我々のモットーに、
終止符を打つ者が増えてきた。
結局、そうして私も終止符を打つ身だ。


「愚直」という言葉のかっこよさを忘れるなよ、
という彼なりのメッセージを、それを見事に体現させた彼に感じ、
我々は存分に東京リムジンクルージングを楽しむことにした。














リムジンといったら、
という定石どおり、もちろんシャンパンが備えられている。
まずはシャンパンで乾杯。
なんと夢見心地な時間であろうか。

こんな下層貧民の俺らがこんなことしちゃっていいの?
という戸惑いとともに、

我々は飲みに飲んだ。リムジンで。

あれやこれやとドンチャン騒ぎ!リムジンで。

写真みんな撮りまくり!リムジンで。

そう、「リムジンで」が付いてくるのだ。
それがあの時の、現実であった。


















彼は事前にコースを用意していた。
「銀座を通りたい!」
彼は運転手にそうお願いしていた。
ザギンである。

もうここまでいったら、
いくとこまでいってしまうのが、
我々の今までのノリであり、
その積もりに積もった悪ノリの経験の集大成が、

「みんなで銀座で立ち小便」

である。

大したことないけど、
無邪気に銀座を走りまわりながら、
キャッキャ言ってる我々ではあったが、
今思うと、シマヤの手のひらに乗せられているようで、
若干、腹立たしい。






車に戻り、クルージングは続く。
そこで上の写真に注目である。
リムジンの後部に開けられる窓が発見させられる。

「女に声かけたい!」

我々の心はみな一つであった。
気づけば、みんな後部に集まっていた。

窓から声をかける。手を振る。
大抵の女はそれに対して、何らかのレスポンスがある。
社会の縮図・現実を間の当たりにした瞬間であった。

「リムジンがあれば、女なんてちょろいぜ」

みんな、こう思ったものだろう。

『金無い・モテない・チキン』

我々共通の項目であるが、
この時ばかりは、この項目はリムジンが全てを排除した。

すなわち、夢心地。夢のような時間であった。
みんなを夢心地にさせたシマヤのこの大仕事に、
みんなは、してやられた。











もちろん、集合写真は忘れない。
酒に酔い、夢に酔った。
終着点はもちろん、みんなが育った町、高円寺。

恥ずかしながら我々、25歳である。
今年、26歳になるわけであるが、
いまだに「青春」なるものを、
感じられるものなのだろうか、

「愚直」「馬鹿」

これはそんな我々のバックグラウンドからすると、
最高の褒め言葉になるわけだが、
シマヤという男は、一夜にして、
この二つの単語を自分のものにした。

大抵の男なら、金がありゃ、
女に支払うに違いない。

それをこんな男7人のために金を一人つぎ込み、
サプライズを仕込むだなんて、愚直なまでに馬鹿。
悔しいが、男をみせられた。






封筒にお金を詰め込み、
一人、こっそり精算する彼を見て、
すっかり我々は現実にかえった。
目が覚めた。

そのあとは、朝まで下層貧民の現実のもと、
朝まで飲み続けた。


伊藤整「青春」という作品に、
このような言葉がある。

「心の美しく健全なひとほど、
自己の青春の中に見出した問題から
生涯のがれ得ないように思われる。
真実な人間とは自己の青春を終えることの出来ない
人間だと言ってもいいであろう。」


愚直なまでにまっすぐ生き、
健全なる心でもっての純粋の馬鹿。
私は一足先にこの世界からフェイド・アウトさせていただくが、
これまでの時間に、悔しいが感謝している。


褒めすぎた。
本当はただの人間のクソの集まりです、僕たち。




2010年2月26日金曜日

♯165 音楽(音楽)

 音楽を紹介。
POP系を主に、です。


・・・の前にまず余談。

こちらをチェック!

うーん、お金ほしいーーー(笑)


ということで、始めます。



Lokai
(エレクトロニカ、アンビエントですな。
何とも心地よいサウンドであり、
作業中にそっと流すのにもってこい。
FROM オーストラリア!
行き交じる電子音がまた、良い。)


totos
(ナイスポップ!
都会派大学生ノリなポップチューンは、
やはり嫌いになれない路線ではある。
これからにも期待してみよう)



Very Truly Yours
(詳しくはわからないバンドだが、
こちらもナイスポップ!であることは間違いない。
コンクリーツ的なポップさ、キラキラ感。
何ともオシャレかつキュート。
こういうのも嫌いじゃない。
上記バンドtotosと比較してみると、
こちらも何か学生ノリな感じがしてきた・・・)



Rory McVicar
(間違いなく好きな部類だ。
アコースティックを基調とした、
ナイスなタッチのボーカル、楽器群は、
聞いていて実に心地よい。
US的でもあり、UK。
なるほど、面白い)



Hari and Aino
(こちらはスウェーデンから。
上記リンクの1曲目の入りからまずヤラれる。
ネオアコを彷彿とさせる爽快感は、たまらないものがある)


Spaghetti Anywhere
(ヒューヒュー!
やっぱりポップはグラスゴーだぜ!
なベルセバファンはもちろん必聴ってとこですな。
上記リンクの2曲目なんて、モロでしょう)


WEEKEND
(柏原譲によるマスタリングで作品が出てますな。
ということで、世田谷代表(らしい)3MCユニット。
ラップって楽しくていいですね、
って感じでノリノリチューンかつ、
ドリーミークラブチューン!
ちょっとリップスライムぽい)





♯164 CAD(アート)

 ジャンル分けとして、
決して「アート」ではないような気もするが、
「アート」の文脈ありきのところからの紹介記事ということで。


 ていうか、そもそも、
私自身CADとか詳しくないし、
使用する機会なんて全くもってないのですが、
例えば、一般的に言う「建築」や「芸術」に、
恥ずかしながら、若輩者ながら興味を持っているわけで、
その文脈の中で、徳山知永について書かれている記事があり、
なかなか興味をそそられたので、紹介しておこう。

 石上純也や隈研吾と恊働し、
それに則したソフトを作るのが彼なのだが、


「事物の背景にあるシステムやルールを見つけたり、
デザインしたりできないかと考えているからだと思います。
プログラミングはコーディングとは違いコンピューターに
固有のものではありません。都市や建築、あるいは運動会にさえ
「プログラム」はあります。それらの見えない力学に興味があります。 」



「プログラマーとして思考している時は、
重さも境界も単位もないロジックの世界に頭が行ってしまいがちです。
そういった「リアリティの欠如した世界」観の片鱗を
現実に持って来られるか」・・・云々


という回答が出てくるわけだが、
なるほど、プラグラムをプログラム、
ということなのかな?

みんな日々、挑戦し、そのおかげで、
様々な進歩は支えられてるんだなぁ、と感激。

興味ある面から物を読み、見ると、
興味のない物も面白く感じるなぁ、
なんてことも感じたものです。

その記事はこちらからどうぞ。





2010年2月25日木曜日

♯163 マスメディアの未来を学ぼう(雑記)

 「マスメディアの崩壊後に開ける世界」と題し、
ジャーナリストの佐々木 俊尚さんのインタビュー記事を読む。

「主」であったマスメディアの衰退に関し、
とてもわかりやすいインタビューであった。

以下に紹介したい。


マスメディアのビジネスモデルを弱体化させた原因は、
どのようにして生じたのでしょうか?

との問いに対し、

マスメディアが前提にしていた「マス」の消滅に原因が求められると思います。
・・・中略・・・
高度経済成長期なら「みんなが買っていた車」や
「みんなが聴いていた音楽」がありました。
しかし、いまは人それぞれ求めているものが違いますし、
車にいたっては、「そもそも必要ない」という人もいます。
マスが消滅して欲しいものが個別化して行く状況の中で、
いまだに新聞やテレビは、
「みんなが同じものを読み、同じものを見る」ことを前提にしています。
その考えが現実と合わなくなっているのです。

と答える。


 そして、

90年代にインターネットが出現し、
初めて自分に適した情報を得ることが技術的に可能になりました。
それがマスメディア中心の記号消費を崩壊させる要因になり、
また格差社会化の劇的な進行もあって、
「みんな」との一体感やマスという幻想が打ち砕かれたのだと思います。

と話す。


ミドルメディアの登場に関して。
こちらはメディアの将来についての言及である。
「主」のメディアには過去の既得権益と、
それに伴うネットワークを持っているわけが、
詳しくはインタビューを参照してみたい。


小沢氏の疑惑に対し、マスメディアは説明責任を求めていました。
小沢氏は検察の聴取を受けた直後、会見を行いましたが、
マスメディアはほとんど報じることはありませんでした。
しかし、動画共有サイトのUSTREAMが放送したことで、
インターネット上ではさまざまな意見が交わされました。
マスメディアが情報を発信するにあたっての
判断基準は何にあるのでしょうか?

という問いだが、回答には興味を抱いた。


この一件に関しては、検察に嫌われたら、
検察庁の記者クラブを出入り禁止になる可能性がありますし、
そうなると記事が書けなくなります。その不安がすごくあったと思います。

と回答。そして、

マスメディアの最後の砦は、権力の監視にあると思います。
マスメディアが消滅した場合、その監視機能はどうなるのでしょうか?

と、問い。


マスメディアが消えた後、ミドルメディアが登場するでしょう。
マスメディアが数百万、数千万人を対象にしていたのに対し、
ミドルメディアは数千から数十万規模の特定の領域や
分野に向けて発信されます。従来はコストがかかるため、
ミドルメディアをつくるのは難しかったのですが、
技術の発達により低コストで情報を流通させることができるので、
その数も増大していくでしょう。


そして、出版全体、
また表現者の未来の姿への予測。
と、なるほど、と、頭の片隅にあるようなことを、
かゆいところを、見事に手をのばしてくれるような問答がなされていて、
なかなか楽しんで読むことができました。


やはり、この手の業界は、
ミドル層が多数出現してくるだろう、
というよりももうどんどん出てきている。

また、それに伴い、コミュニティは様々に形成され、
相互連携によって一群、また一群、と成立していくことでしょう。

果たして、それはビッグがケツを持つのか、
もしくは無数のインディーが出現していくのか。

テレビ局や出版社、新聞社というものが、
現時点で、衰退していってることは自明だが、
「一つ」が売れる量は減ってはいるが、
「それぞれ」でみると、完全に先が閉ざされているとは思えない。
ビジネスモデルと経済的価値観の変化が試されている次第であるが、
消費者からすれば、情報の奪い合い、情報戦争である。

インタビューにおいて「情報オタク」というワードは、
見事に心を射抜かれた気がした。

「主」の存在は、「みんなが」というキーワードが前提であったが、
それと対立する構図の未来予想図が「情報戦争」である。

どちらにも属したくもないが、
面白いものをさがすには「情報」は必要不可欠だ、

ちなみにここまで記事にさせていただいた、
インタビュー記事のリンクはこちらです。


また、池田信夫氏のブログを拝見すると、
どこかつながる点があるような気がしてならないので、
そちらもリンクとして貼っておこう。

こちらだ


結局の行く末はどうなるのだろう、
と思い嘆くばかりであるが、
(個人で見れば嘆くほどでもないが、
マクロな視点で見ると、やはり気になることではある)
イデオロギー論争がどこまでも続いて行くことだろう。
しかし、経済的価値観は確実にビジネス面において、
変ってくるだろう(と信じたい)




2010年2月23日火曜日

♯162 ライブだ!(音楽)

 ということで、
今回はライブ動画特集でいってみましょう。

テキトーにyou tubeで見つけた、
主に定番曲ではございますが、
やっぱりライブっていいですな!
ってことで、、、


いってみましょう!


Lightning Bolt " Dracula Mountain "
(比較的新しいところですな。
いやぁ、懐かしい!
このドラム、当時、燃えましたねぇ♪)


Discharge, Realities Of war - Stoke On Trent '83
(うんうん。いつ聞いてもかっこいいですね!
家主のマッちゃんからもHC音源たくさん貰ったし!)


The Jimi Hendrix Experience - Purple Haze (2nd Take)
(改めて聞くと、いいですねぇ。
しっぶいぜぇ!!もう音源売っちゃったなぁ・・・)


Crystals da doo ron ron
(明るめのもいっときましょう!
ここら辺関連は、なぜか昔から、
crystalsがなぜか好きでした。)


Au Pairs
(ポストパンクですよーー!
いやぁ、やっぱりかっこいい!
うなるベース!!80年代の音は大好きだ!)


Atari Teenage Riot - Kids Are United
(アレック・エンパイア!!
ということで、sham 69カバーということで、
これは使い勝手の良い見事なネタもの!
ノリノリで良いですなぁ)


Radiohead - Creep Live 94
(おぉ、トムの髪型がぁ!!!
ということで、懐かしい年代の名曲を!
青春ソングですね!)



Gang Gang Dance
(なんだかんだでカッコイイから困る。
長持ちしてるなぁ、彼ら。)



Sub Oslo Celestial
(いやぁ、当時はこんなパーフェクトなバンドが、
いるものなのか、というほど衝撃的でした。
音源はガッチリ売らずにキープ!!
今聞いてもやっぱりかっこいいや)



Jimmy Cliff - King Of Kings
(ダブいったら次はレゲエ・スカってことで、
名曲のこちらを挙げておきましょう。
なごむーーー)



SAN FERNANDO MENTO PATROL / Merrengue Bolincano
(ということで中米つながりで、
次はメントで攻めましょう。
解散が実に惜しいでございます)


Joan Baez - Oh, Freedom (Live 1966)
(あぁ、なんだか美声が恋しくなりました。
ということで、美声言うたら・・・な彼女!)



Pete Seeger - What Did You Learn In School?
(となると、今度はカントリーが恋しくなりました。。
ということで、大御所登場でしょう。Pete Seeger!)


Aburadako live in 1983
(と、なごんできたところで、
激しめの一発が恋しくなりましたね、
ということで、あぶらだこ、いっときましょう)


Chaos UK - No Security
(もう一発激しめ定番で!
猛々しい!燃えますね!
自分と間逆すぎる!だからカッコイイのかぁ!!!)


ライブ動画編でした!
いかがでしたでしょうか!?
眠いので寝ます!





2010年2月21日日曜日

♯161 ついーつ(雑記)

 とりあえず、家主がtwitter勧誘活動をしているので、
それに乗じて、始めちゃいました。twitter。
あぁ、難しそー、って思ったけど、
ひとまず、頑張ってみよう。

このブログからも飛べるように、
ブログ右側に配置しておきましたので、
フォローとかいうやつ?し合いましょう。

まだ、何も書いてないですが、
まぁそこは状況を見て。
誰もいないなら、
フォローしているものからの、
情報収集用として使おうかな、と。


そんな感じで、どうぞよろしくです。




2010年2月17日水曜日

♯160 みんなの…、漫画etc(雑記)

 植草ブログをチェック。
そういえば最近顔出したなぁ、
と思った渡辺〇美率いる「みんなの〇」に関して、
興味深い記事が。

こちら


いやぁ、この世界何が真実で何が虚であるか、
民主化といえど完全に第3者と化している私たちには、
いかんせん複雑に思える。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

みなさん、様々ブログやサイトを活用しているかと思われますが、
ここのサイト面白いですよ、とか、
この人のブログ、いいっすわぁ、的なね、
情報か何かあったら何かください。
ジャンルなんて気にしないで、臆さず、
皆さまの趣味趣向に任せて紹介してください。
暇なんで、そういう情報に飢えているのです。
(え?この夢金ブログが面白いですよ、ですって?それは嬉しい!)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


給料日まであと10日近くあるっていうのに、金がない。
驚くほどに金がない。
家に缶詰な最近であります。
その上、寒くてさらに缶詰です。
コタツなしでは生きていけない気がします。

東京の寒さは、青森の寒さと違います。
「東北人なら余裕でしょ?」
よく言われるセリフでございます。

しかし、寒い時期はどこだって寒い。
ましてや私は寒いのが苦手です。
にしても、東京の寒さというのは、
どこか「刺さる」感じの寒さであり、
数年暮らせど、こればかりは慣れない。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

職場の同僚女性社員がいる。
そいつは読書好き、サブカル好き、音楽好き、
など何気に嗜好に、重なる部分があるが、
同時に異なる部分もあるわけだが、

私自身、まだ未読の書籍もたまってはいるが、
他人の視野・嗜好をちょっと拝借したいと思い、
「何か本、貸せってば!」と言ってみたならば、
彼女が翌日持ってきた本は、
ポール・オースターの「ムーン・パレス」であった。

なかなか定本ではあるが、
うん、そのチョイスにちょっとキュンときてしまった。

ちなみに僕は彼女の誕生日プレゼントに、

これを差し上げた。


そういえば、結婚秒読みとも言われる、
先輩男性社員の誕生日プレゼントには、
セックスのHOW TO本を差し上げたことも思い出した。


少々自分のいたずら心が過ぎたようであるように感じた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私は少年サンデー読者であります。
大抵、己がサンデー読者だということを、
友にほのめかせば、馬鹿にされる。嘲笑される。

しかし、私にとって、あだち充は、
やはり永遠なる青春なのです。
構成は大体同じで、
微妙にあとは設定を変えるだけ、
と大雑把に言っても良いかもしれぬ彼の作風だが、
「H2」は僕的にあだち先生のナンバー1作品です。

見事に僕の思春期時代から青春時代への時期に、
描かれた作品というのもあいまってか、
思い入れが尋常ではない。

また、「H2」の素晴らしき点は、
主人公となる4人の(男2人、女2人)以外の描写。
そして、私は木根の存在なしではこの作品の良さ、
というか青春臭さは成立しえないと思っている。

あの一人で涙するシーン。
そして完投の末、目尻に涙を蓄えているシーン。
お調子者の描写もあだち先生の得意な点ではあるが、
いや、これはストーリーに十二分に花を添える、
名シーンであり、実にあっぱれであった。

そんな、あだち先生の「クロスゲーム」も、
明日の号のサンデーでいよいよ最終回を迎える。
「クロスゲーム」は、単行本で言う、第1巻から、
どこかほかの作品とは異なる感、大作の予感もあったが、
いやいやいつも通りの、あだちワールドであった。
そしてこれも野球と恋のお話。

しかし、主人公の樹多村光が球速158キロを計測したときの、
月島青葉の心理の描写は、
いつもどおり、心を鷲掴みにされ、もっていかれた。

最終回か。非常に惜しい。
また、「少年サンデー」にあだちワールドを見たいものだ。
(最終回だってのに、もう次回へのリクエスト)

ちなみにテレビ東京系列で放送中のアニメ版も、
もちろん毎週かかさずチェックしています。




2010年2月15日月曜日

♯159 東海大相模の・・・(スポーツ)

 さて、今はスポーツはバンクーバーが熱いですね。
入賞は多いが、メダルが遠い!近いようで遠い!
これから頑張ってほしいところですね。

 そんなバンクーバーが終わったら、
選抜高校野球が待ってますよ!!
っていうのが野球ファンの私の気持ちなのですが、
東海大相模には面白い選手がいますなぁ。

 名門であり、
一二三投手という立派なタレントをも擁しながら、

こんな選手もいました。


二ケタの背番号ですから、
スタメン選手じゃないんですかね?
彼が出てくると、スタンド沸きそうですなぁ。
こういう勢い、ってのも、
一回きりのトーナメントでは非常に大事になってきますから、
とても頼もしい存在です。
さて、メンバーに入ってきてくれるのかな?




2010年2月14日日曜日

♯158 電子化(雑記)

 現代、電子化が進んでいる、
ということで、音楽にしろ、ポンとデータにしちゃえば、
あとはパソコンで起動するだけ、
CDのディスクやパッケージのありがたみなんて、
最初だけ、のような風潮であることは間違いない。

 今やitunesは世界を圧巻し、
僕もその潮流にただ身を任せている次第です。

 そのため、私にとって、
資産価値として、CDと書籍が逆転してしまった。
今では、俄然書籍の方が資産価値としては僕は高いと思っている。

 昔に比べ、はるかにCDを買わなくなった。
レンタル等を含め、データでやり取りしたりすることも、しばしばだ。

 しかし、作り手の生活を考える上で、
CDやレコードの衰退は非常な痛手となるかもしれない。
話を日本に絞って考えてみれば、また頭を痛める。
いかんせん、人口は減ってきているわけだ。
若年層の減少、人口ピラミッドは変化し、
高年齢に人口が増えてくる世の中で、
売り上げの増加は期待できない。

 音楽ダウンロード時代の突入か、
ともよく言われていたが、
いまいち、定着化したとも思えないし、
作り手の生活を形成できるとも思えない。

 しかし、音楽業界において、
僕はまだまだCDの時代は終わらないと思っている。
作り手の生活水準への満足が、
過去の音楽エンターテイメントカルチャーの水準と
切り離せるかが、重要だとも思うし、
いかんせん若年層は、ドライな感じもするわけで、
けっこうこれからも様々に作品は、
生み出されていくのではないか、とも思っている。
(といっても超大手レーベル抜きの考察に過ぎないが。
大手に関しても、考え方は大きく変化していくと思う。
海外では着々とインディペンデントが目立ってきてるし、
「着々」という感じになっていってしまうのかな、これから・・・)

 
 そこで、さらに時代は進み、もうひとつの危惧が生まれる。
僕の中で価値を二分に分かつ、
書籍に関しても電子化が進んでしまうのではないか、ということだ。
アマゾンのKindleの登場、iphoneそしてipad。
次々生み出される新製品。
KindleもPCとつなげて漫画も読めちゃうし、
といったKindleレビューはこちらで確認。

 ホリエモンの2/13付けブログを見ていたら、そんな記事があり、
今、こうして多少の危機感を持った次第なわけであるが、
ホリエモンblogはこちら
もしかすると雑誌が電子コンテンツとして、
これから伸びてしまうのかなぁ、と、
単行本に関してはどうなのかなぁ、と思っていたが、
ホリエモンはこう記している。

以下に、転載

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たぶん、現代のユーザは電車に乗っている時間とか、
友達を待っている時間、寝る前とか
そういう細切れの時間を潰すためのアイテムにお金を払う。
ここの時間を(ソーシャル)ゲームやテレビなどと奪い合うことになる。
そうするとデジタル活字コンテンツは
どうしても短く30分程度で読めるようなものにならざるを得ない。
だから携帯小説も流行ったわけだが、
そう考えると今の単行本の分量はいかにも多い。

だから、単行本をそのまま出しても
あまり売れなさそうな気がするんだ。
だから、一つのコンテンツに役に立つことが1つか2つくらい
簡潔に書いてある感じのパッケージングが
鍵になってくるんではないだろうか。

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なるほど、電子化に時間を奪われる時間の到来が近づいている、
というよりむしろ僕はもうだいぶ時間を奪われている。

人々の一日の時間配分は、皆、同じ24時間である。
仕事、食事、睡眠、風呂、・・・
その余暇の埋め方は人により様々だ。

電子化コンテンツの偉いところは、
「ながら」が可能なところでもある。

常に何かしらのコンテンツにより、
落ち着いた時間を過ごすという、
かつて日本にひそんでいながら、現代では忘れかけている
「間」や「陰翳」「奥床しさ」「内省的」といったところを、
逆手にとり、落ち着きを奪う。

もう「日本らしさ」という言葉の、
説得力は薄くなり、、、しかし、、、
新たな日本らしさが・・云々、
といった議論も白熱されるであろう未来の世もうかがえる。

 電子化、便利化、
便利に乗じてみてはいるが、
それにより今まであった秩序がどのように乱れ、
それにより、どのような変化が待ち受けているのか、
使い手に限らず、作り手にもその視線は必要になる。

 と、よーく見ると、
当たり前なことを書いたにすぎないようなこの記事だが、
これが当たり前ではない、とも受けとる、
無限ループのイデオロギーの衝突が、
実際に世の中ではあるのだろう。

 とりあえず、これからどうなるんだろう、
っていう、ただそれだけの、記事です。




2010年2月13日土曜日

♯157 アウトレイジ、野爆(映画)

 ということで、これは見たい!!
北野ファミリー以外からの俳優陣、注目です。
世間の言うとおり、加瀬亮に注目ですな。

こちらをどうぞ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


たまたまyou tubeを見まくっていたら、
ここにたどり着いたわけですが、
いやぁ、やっぱり関心。さすがです。お手上げです。

野爆川島





2010年2月9日火曜日

♯156 音楽(音楽)

 毎日の更新すみません。。
いい加減にして、と思うかもしれませんが、
ネタがあるうちは更新します。



world's end girlfriend
「division e.p. the octuple personality and eleven crows」

(名作『hurtbreak Wonderland』を大胆に分解する、
というコンセプトにおける『division』シリーズのようです。
その先陣をきるのがこの「the octuple personality and eleven crows」
ウワモノ部の「division1」、リズム部の「division2」に分解。
といった構成のようで、そこからさらに、
ミックス&マスタリングしなおされ、新たな楽曲として生まれ変わっているそうです。
すごいですね。でも、確かに良いと思います。)



Rob Bridgett
(アンビエント・エレクトロニカ・テクノ、
それらの良いところをつなぎ合わせたかのような音楽。
かつまたポップな印象もあり、
実に好印象といった具合です。)


In Sepia
(懐かしい匂いのするバンドです。
アメリカ・ポスト・ロック的なサウンドと、
シューゲイズというかエモい感じが、
懐かしい匂いを漂わせております。
楽曲各々のクオリティも悪くない!
いいですなぁ、こういうバンド。
長生きしてほしいものです。)



AGYOU
(うーむ、大阪サウンド!!!
こういったエレサウンドは関西からどんどん出て来ますなぁ。
似ているようで新しい。新しいようで似ている・・・
というのも、生み出す人がまず同じっていうか、
これはDJ shabushabuと岡本右左無(neco眠る)によるユニット。
どうりで関西サウンドなわけですな。
彼らの色が物の見事に出ている面白サウンドでございます)



Bang on a Can All-Stars and Thurston Moore
(この動画を見た瞬間恍惚としました。
音源ほしいーーーー!
アメリカはやっぱり広い!
サーストンの活動の域も広すぎる!!!)



helado negro
(SAVATH & SAVALASのメンバー、
ROBERTO CARLOS LANGEによるニュー・プロジェクト、
だそうです。ポップ!!!
オシャレ感もあり、幅広いファンを獲得できそうなサウンドです。
不思議感溢れるサウンドは、女性ファンがよく付きそうだ!!)



HNC
(つまりは、ヘーゼルナッツチョコレート!
これを何で僕は知らなかったんでしょうか。
オシャレ感ありすぎて、完全無視していたのかもしれません。
こうやって聴くと、普通に良いですな。
キュートかつユニークで、こりゃ人気あるわ、
と頷くサウンドです)



Ingrid Michaelson
(アメリカSSWです。やはりアメリカは広し!!
ナイスなポップアコースティック!
ノリノリアコースティック!!
流れるようなメロディにそのまま流されちゃいます。
今後の活躍に期待ですね。
見守りたいアーティストです。)



Screaming Holocaust
(ノイズコア?クラスト?それとも単なるアヴァン系?
それにしてもかっこよすぎる!!
この手の詳しい人、教えてください!
そして、この音源もっている人いたら、ください)





♯155 築地飯(グルメ)

 さて、精力的更新は続きます。

今日は築地のなかなか美味しいところ、
(ホントにイイとこは金銭的に無理w)
なんかを紹介してみようかな、と。


 ということで、一発目は、

立ち呑み処「浜人」 外観画像
(いやぁ、ここがイイんですねぇ。
職場が近いので、上司にもよく連れて行かれたり。
ここの鉄板メニューは、
やはり「烏賊のゴロ焼き」
これさえあれば、、、、というほど絶品です!)


つづいては、、、

「フォーシーズン」 こんな感じ
(ということで、場外市場に佇んでいるわけですが、
ランチにお薦めでございます。
スパゲティ、なお店なわけですが、
いやぁ、男にはたまらない!!
けっこう大盛りなんですよ、ふふふ。
こんな感じですよ。
ゆっくり新聞でも見ながら、ってのがイイんですよー)


「海宝館」 こんな感じ
(いやぁ、ここは凄い!インパクトが!!
社内では年齢が一番下の方なので、
ここの爆盛り、通称「築地盛り」を、
食わされたものです。
テレビというより、古いビデオのリモコンってなくらいの、
太い穴子の天ぷらが丼をはみ出すほどに、
ガッツリと盛られ、先輩からは完食しろよ光線を浴びられ、
無理やり胃に押し込んだものでした。
非常に美味しいのですが、
後半は、ただただ、苦しいのでした。
大食い自慢におすすめです!
こんな感じです
はっきり言って、写真以上にインパクトあります。。)


「さらしなの里」
(ということで、そば、好きなんですよねぇ。
蕎麦屋、けっこうあるんですけど、
ここは実に店自体にも品があり、味にも品がある。
老舗たらしめるかのように、
コシ、ダシは、クセは抑え目で、
やや上品に抑えられていて、
美味しい!でも爆盛り好きには物足りない!
僕は複雑です!)


ということで、築地を離れる前に店を紹介しておきました。
もっとありますが、眠いので終ります。





2010年2月8日月曜日

♯154 ウルトラ・・・(映画)


 今月はバンバン更新しまっせー!
ツイッターばりに!とはいいませんが、ガッツリと。

 ということで、ようやく鑑賞しました、
「ウルトラミラクルラブストーリー」



 いやぁ、これはなかなか虚を突かれた形だ。
放映当時、予告編を見た感じ、
ごくごく普通なラブストーリーになるんだろうな、
と感じ、結局観に行かなかったわけですが、
この度、偶然観ることになり、なかなか驚かされたわけだ。


 まぁ、まずメインテーマ曲は100Sなのだが、
劇中の音楽の担当は大友良英(sachiko Mなども)で、
音楽好きにも魅力ある作品であり、
その音楽も実に作品にマッチしていたのでは、と思う。

 ストーリーはなかなか「文学的」「哲学的」、
と言ってしまうには大袈裟かもしれないが、
それくらいのスケールが秘められている、
一筋縄でありながら、そうとも言えない、
不思議な魅力に満ちた作品でした。

 青森が舞台であり、セリフも完全津軽弁で、
全国の人に伝わるのか?と地元出身の僕が思うほどに、
けっこう訛りは徹底されていたように思う。
ロケ地は主に蓬田・後潟方面であり、
公立大の裏の森も使われていたりと、
なんだかとても身近にも感じたりもしましたが、

いやぁ、いかんせん作品が、
頽廃的でありながらも、どこか楽天的でもあり、
監督も青森出身ということもあり、
どこか青森の風土感が出ている感じもします。
(ほら、寺山修司とか太宰、三上寛のような空気感)

 とりあえず予告編載せておきます。
そして、この予告編にだまされるな、と。
カップルで見るようなラブストーリーでもないな、と。
まぁ、監督の初の商業映画作品だからなのかな、と。

でも、見ておくべき作品であることには違いないです。

予告編

あぁ、あと麻生久美子、かわいいわ。




2010年2月7日日曜日

♯153 踏み出す(エンターテイメント)

 ということで、

ガッツリCMしてますね、

資格の「フミダスムービー」

こういうの気になってしょうがない性格なので、

全部のバージョン見てみました。


こちらです。



そして全部5点満点中3点って感想でした。

暇つぶしにどうぞ。

ファンキー・モンキー・ベイビーズを5回も聴かなきゃいけません。


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このネタ、懐かしい。傑作でしたね。

今でも覚えています。

落語的でもあり、非常によく練られていて、さすがです。


こちら








2010年2月6日土曜日

♯152 音楽(音楽)

 


Le Lendemain「Fires」
(library tapesことdavid wenngrenと、
danny norburyというチェリストによるプロジェクトです。
ピアノ、チェロ、そしてエレクトロニクスが絶妙に絡み合う、
静謐で高尚なアンビエント・クラシカルなサウンド。
このアルバムを聞きながら、ボーっとするのも、乙であります)


Lori Cullen「Buttercup Bugule」
(60年代に大活躍したFREE DESIGNの、
クリス・デドリックのプロデュースによる作品。
カナダの一介のSSWだろうと、
なめてかかったのがマズかったぜ。
アルバム冒頭の「Box Of Things」で、
まず一発でやられました。ナイスポップ!!)


Lack Of Afro「My Groove Your Move」
(ファンキーなトラックを軸として、
様々なラッパーなどをフィーチャーした、
クラブな?ダンスな?作品に仕上がってますな。
ちょっと安い感じもあるが、
それなりにキャッチーでなかなか爽快なサウンドに仕上がっている)


サントラ「0課の女 赤い手錠」
(上記リンクにあるような歌モノは32曲中3曲。
他はインストものなのだが、これが実に質が高い。
歌モノより、むしろインスト曲をお薦めしたい。
「0課の女 赤い手錠」だけでなく、
「女番長ゲリラ」「温泉スッポン芸者」のまで入ってるからお得ー。
時代性を感じる、ジャズチューン、ブラスチューン、ギターチューン、
そしてファンキーチューン。エフェクト処理が
ふんだんに使用されていたりと、
予想を上回るクオリティに脱帽。良いぞこりゃ)





2010年2月5日金曜日

♯151 毎朝etc(音楽)

 最近、なぜか毎朝、これを聴いてアゲアゲで出勤。
マジ、リピート&リピートなんですけどー

 これって、僕の心境はどんな状況なんだ。
ホント、毎朝、これを聴いて、アガっている、
というか、アガって、しまう。


これね


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上の曲を気になりだした原因をまずは究明。
そしてあっさりと発覚。
you tube上でこの動画を見まくっていたからだ。

ずばり、これだ。


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 ZOOT16の新譜。

you tube上に載ってますな。

相変わらずノリノリチューンです。

これだ


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 マイミクの人が日記に載せていたイルリメの曲なのだが、

久々に聞いたらやっぱりイイね。

この曲をライブで見た時は、会場は相当盛り上がったものでした。

ということで、これも毎朝聞いてます。


これだ



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ドラマ、「不毛地帯」が面白い。
ただ今、2クール目なのだが、
この視聴率は物足りなすぎる。
まぁ、視聴率がものを言う時代じゃなくなってきているのは、
確かなのだが、前クールの「仁」のように、
人気が出れば、やはり視聴率は、それなりについてくる。

 不毛地帯の失敗は、第1話にあるのではないだろうか。
150分という長尺でありながら、そのほとんどをあらすじに費やし、
といっても、このあらすじも大切なのだが、
あまりの暗さとダラっと感を、150分では長すぎる。

 しかし、あらすじを終え、
2話目に入ると、もう止まらない。面白い。
1話目を乗り越えた、ドラマ好きな我慢好きな人が、
この視聴率に反映されているんじゃないかな、と。
 
 不毛地帯を見ている人は、大体は満足した評価を与えているが、
しかし、もったいない。ぜひ、この作品をみなさんも見ておこう。
この時代、ドラマなんて動画サイトでバンバン見れるのだから。

 それと、日曜の「龍馬伝」これもそれなりに面白いのでお薦めしておきます。

それではー





2010年2月3日水曜日

♯150 書籍(文学)

 さて、本日2本目の更新です。 

 ということで、購入した書物をつらつらと。
あらすじ・内容に関しては、転載で。


「映像の修辞学」ロラン・バルト
(イメージは意味の極限である。
映像=イメージをめぐる3つのテクスト
(2篇の論文と1篇のインタヴュー)が1冊に。
広告写真からいくつもの記号を掬い上げ、
イコン的なメッセージと言語的メッセージを丹念に読み取ってみせる
「イメージの修辞学」。報道写真やグラビア写真などを取り上げ、
フォトジェニックな構図・手法、
テクストとの関係を記号学的に論じる「写真のメッセージ」。
作品の意味が宙吊りになる魅力について
ブニュエルの「皆殺しの天使」を引きながら闊達に語る「映画について」。
イメージから記号を読み取る鮮やかな手つき、
言葉の持つ官能性を存分に味わえるロラン・バルトの独壇場。)



以下は、100円で購入。
純文学が主だが、そういえば、純文学は、
大学時代、図書館で借りて読んでいたもので、
財産としては、何も持ってはいなかった。
と、いうことで、ちょこっとですが、100円で色々購入。


「蒲団・重右衛門の最後」田山花袋
(蒲団に残るあの人の匂いが恋しい
――赤裸々な内面を大胆に告白して自然主義文学の先駆をなした
「蒲団」に「重右衛門の最後」を併録。)


「盲目物語」谷崎潤一郎
(長政・勝家二人の武将に嫁し、
戦国の残酷な世を生きた小谷方と淀君ら三人の姫君の境涯を、
盲いの法師が絶妙な語り口で物語る名作。)



「ヰタ・セクスアリス」森鴎外
(哲学者金井湛なる人物の性の歴史。
六歳の時に見た絵草紙に始まり、
悩み多き青年期を経ていく過程を冷静な科学者の目で淡々と記す。)


「田園の憂鬱」佐藤春夫
(都会の喧噪から逃れ、
草深い武蔵野に移り住んだ青年を絶間なく襲う
幻覚、予感、焦躁、模索……青春と芸術の危機を語った不朽の名作。)



「コロンバ」メリメ


「考えるヒント」小林秀雄
(「良心」について、「平家物語」、「花見」…。
さりげない語り口で始まるエッセイは、
思いもかけない発想と徹底した思索で、
読者を刺激し新たな発見を与える。永遠に読み継がれるべき名著。)



「浅草キッド」ビートたけし(ダンディな深見師匠、
気のいい踊り子たちに揉まれながら、
自分を発見していくたけし。
浅草フランス座時代を綴る青春自伝エッセイ。)




♯149 大喜庵(グルメ)

 さて、年末あたりだったであろうか、
高円寺に、「ラーメン横丁」なるものができた。

 上のリンクにある4店の中で、
気になるお店は、といえば、
当然「高円寺 とりそば 大喜庵」なのです。

 最近のラーメン情報(ランキングなど)では、
もはや上位の常連な名店中の名店なのでございます。

 ということで、「とりそば」が、
この店がのし上がった一品なのであるが、
塩・しょう油、に加え、ここ限定の味噌、があるようで、
僕は二度来店し、しょう油と塩をまず食しました。
次は、ぜひ味噌を!という感じです。

 さて、味は、といえば、
つまり、名店の味、というのは、
=中毒性、というものではない、と僕は思う。

 大喜庵中毒、にはならないが、
いつ行っても、普通においしく、
どの味に関しても、黄金率と言っても良いほどの、
ものの見事なまとまりがあり、
ずばり、ギュッと凝縮されているのです。

 さて、「高円寺 とりそば 大喜庵」にも、
このことが当てはまる。
「塩」が特にお好みであるが、
鶏ベースと魚介等が薄く、澄んだ味わいとなり、
上品かつあっさりとした味わいで、
チャーシューも鶏で、白髪ネギ、ワンタンが、
見た目と違い、見事な脇役に徹していた。

 なかなか美味しかったです。





2010年2月2日火曜日

♯148 テレビ欄(雑記)

 さて、テレビを見る人は、
もしくは、日頃新聞を目にする人は、
たびたび見かけるでありましょう、テレビ欄というものは、
果たしてどこで作られているのでしょうか。

 なんていう疑問を抱く人は、
正直いないのでは、と思います。

 おそらくその新聞社が作っている、
という風に思っているのではないでしょうか。
僕はそう思っていました。
果たしてこれは当たっているのか?

答えはと言えば、「否」であります。

 テレビ欄とは、テレビ欄制作会社に、
新聞社や雑誌編プロ、ネット媒体から委託し、
制作されているわけです。
そして、そのテレビ欄を作っているのは、
主に、大手新聞社のグループ傘下に属する、
2社で制作されており、いわば寡占状態なのです。

 という話をなぜ、今、こうしてしているのか、
と言えば、私がその仕事をしているからであり、
三月で仕事をやめる前に、誤解があるであろう、
テレビ欄について、説明しておきたかったからでございます。

 「人のセックスを笑うな」の著者で有名な、
山崎ナオコーラの「ここに消えない会話がある」では、
僕の同業他社である、もうひとつのテレビ欄制作会社についての、
日常が描かれている。雇用形態の劣悪さには驚かされたものだ。


 とにかく、青森で言えば「東奥日報」など、
地方紙ももちろん取扱い、みんな僕らが作ったものを読んだと思うと、
クスっとなってしまう。
(といっても、僕は福岡などを主に担当しているのだが・・・)


 テレビ欄上には、日々のニュースが多分に含まれている。
ワイドショーの欄には、もちろんタイムリーな話題が上るし、
夕方のニュース欄には、全国・地方の話題が掲載され、
僕はいつも地方それぞれのニュースを眺め、触れている。

 青森にはフジテレビ系の放送局はない。
これと同様に、全国でも様々な放送形態がとられている。
宮崎などでは、フジテレビ系と日本テレビ系がクロスでネットされ、
ゴールデンがフジ系であったり、日テレ系であったりと、
このように常識を覆されたりもしたものだった。

 千葉テレビやテレビ埼玉、びわこ放送、三重テレビ、テレビ瀬戸内など、
地方それぞれに多数のU局があり、
その数が意外に多いことにも驚かされたものだ。

 また、ゴールデンに放送されている番組が、
必ずしも全国ネット放送であるとは限らない。
曜日によっては、夜7時台はローカル番組を放送し、
地方に根ざしている放送局も少なくない。
この常識もなかなか面白いもので、
地方に旅行に行く時の参考になることでしょう、
というか、地方を訪れる際は、
その地のテレビ欄をのぞいてみると、
意外にその地方独特な趣向が垣間見えたりもして、
テレビ欄ひとつ読むだけでも面白いものである。

 また、こうした報道関係で活字を扱うにあたり、
必須なアイテムがある。それが「記者ハンドブック」
というものであり、ここには、
新聞上の様々な体裁のルールが掲載されている。

 法律用語や経済用語、正確な漢字の送りを覚えるのはもちろん、
不快用語や差別用語など、中立性をいかに保つか、
という報道の根幹をなす、まさに教科書であります。

一つ例をあげれば、
「美味しい」という語は使用できない。
これは「おいしい」に直される。

と、長々語ってしまったが、
ここで語ったことは一部であり、
他にも様々語りたいところがあるのですが、

とにもかくにも、何を語りたいかといえば、
テレビ欄は行数も新聞によって違ったり、
一行の文字数も異なるがために、
番組名がおかしな、無理やりな押し込め方になってしまったりし、
これがたまぁにVOWになったりもしたりすることもあったりし、

つまり、テレビ欄は奥深い、ということです。