2010年1月19日火曜日

♯140 書籍(文学)

 そういえば書籍も大量に購入したので、
ここに備忘録的に、そして、
あらすじをどっかから引用し、
手軽に紹介していこうと思います。


「日本語の年輪」大野晋
(日本人の暮しの中で言葉の果した役割を探り、
言葉にこめられた民族の心情や歴史をたどる。
日本語の将来を考える若い人々に必読の書。)


「光あるうちに光の中を歩め」トルストイ
(欲望や野心、功名心などの渦巻く俗世間に
どっぷりつかっている豪商ユリウスと、
古代キリスト教の世界に生きるパンフィリウス。
ユリウスは何度かキリスト教の世界に走ろうと志しながらも、
そのたびに俗世間に舞いもどるが、しかし、
長い魂の彷徨の末についに神の道に入る。
──福音書に伝えられているキリストの教えに従って生きよ
と説いた晩年のトルストイの思想を端的に示す。)


「常識について」小林秀雄
(真の意味の創造的な叡知の評論家である著者。
その独自の直観、強烈な観察を経た個性的な文章は、
読む人の心を捉えてはなさない。
ユニークなエッセイ、講演を含め、円熟した現在を語る。)


「典子の生き方」伊藤整
(未読。ちなみに「青春」は持っていない。
近々購入しなくてわ!!!)


「キモノ・マインド」B.ルドフスキー
(日本へのラブレターだとか!)


「知の構築とその呪縛」大森荘蔵
(16世紀に始まった科学革命は、
世界を数量的に表現しようとする考え方をもたらした。
けれども、それによって「心」に帰属するものが排除され、
自然と人間の分離、主観と客観の対立が生じることになった。
常識が科学へ展開していく不可逆的な過程で、
何が生じたのだろうか。近代以降の科学史的事実を精査し、
人間と自然との一体性を回復する方途をさぐる。)



「今日われ生きてあり」神坂次郎
(僕の生命の残りをあげるから、おばさんはその分、
長生きしてください――特攻隊少年飛行兵たちはこの上なく美しく、
限りなく哀しい言葉を遺して空に散っていった。
その散華は国や天皇のためではなく、
愛する妹、愛慕する父母、愛しい恋人のための勇敢な飛翔であった。
そのあまりにも純粋で無垢な魂の呻吟を遺された手紙、
日記、遺言、関係者の談話により現在に刻印した不滅の記録。)



「海の沈黙/星への歩み」ヴェルコール
(ナチ占領下のフランス国民は,
人間の尊さと自由を守るためにレジスタンス運動を起こした.
ヴェルコールはこうした抵抗の中から生まれた作家である.
ナチとペタン政府の非人間性をあばいたこの二編は抵抗文学の白眉であり,
祖国を強制的につつんだ深い沈黙の中であらがいつづけ,
解放に生命を賭けたフランス人民を記念する.)



「近代日本人の発想の諸形式」伊藤整
(表題作は,多くの近代日本の文学者に題材をとりながら,
日本人の生き方を,調和型・上昇型・下降型・逃避型・立身出世型に分類し,
それらを巧みな例で実証する.
昭和二十八年発表当時大きな反響をよび起した論文であり,
著者の思想の集大成として高く評価されている.
他に「近代日本の作家の生活」等を収録.)


「不確実性と情報入門」金子郁容
(ますます多様化する現代社会.
ものごとの相互連関性が高まり,複雑性も増している.
時代の2つのキーワード「不確実性」と「情報」を,
確率の考え方を基盤にして日常的な視点から語る.
確率論,情報とネットワークの基礎を説く. )



「線路を楽しむ鉄道学」今尾恵介
(鉄道旅に出かけよう!路線変更の様々な理由、
峠越えやカーブを曲がる技術、乗り換えの名所、
車窓から見る地形あれこれ、線路が語る日本近代史
──読めば鉄道旅に出掛けたくなる、蘊蓄満載の入門書登場!)



「人間について」ボーヴォワール
(あらゆる既成概念を洗い落して、
人間の根本問題を捉えた実存主義の人間論。
古今の歴史や文学から豊富な例をひいて平易に解説する。)



「蓼喰ふ虫」谷崎潤一郎
(性的不調和が原因で、
互いの了解のもとに妻は新しい恋人と交際し、
夫は売笑婦のもとに通う一組の夫婦の、奇妙な諦観を描き出す。)



「刺青・秘密」谷崎潤一郎
(肌をさされてもだえる人の姿にいいしれぬ愉悦を感じる
刺青師清吉が年来の宿願であった光輝ある美女の背に蜘蛛を彫りおえた時、
今度は……。性的倒錯の世界を描き、美しいものに征服される喜び、
美即ち強きものである作者独自の美の世界が顕わされた処女作『刺青』。
作者唯一の告白書にして懺悔録である自伝小説『異端者の悲しみ』
ほかに『少年』『秘密』など、初期の短編全七編を収める。)



まだまだあるが、
後日追って紹介。




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