さて、青森県で起こった火事、
この報道は全国的に流れた。
青森出身の私も、すぐに目にとまった。
事件の詳細は知る由はないが、
12日付、産経抄において、
家族の悲痛さ、火事の悲痛さが記されている。
その記事はこちらです。
亡き少年の勇姿に比すると、
今の自分の空虚さを思い知る。
カミュ『幸福な死』において、
このような言葉があるのを思い出した。
「自分の肉体の限界を知ること、それこそが本当の心理学だ。
もっとも、そんなことは重大なことではない。
ぼくらには、ぼくら自身になる時間はない。
僕らにはただ、幸福になる時間があるだけだ。」
短き人生を父に賭した、少年の姿に勇気を頂いた。
あの行動こそが、彼の反射的に下した、
幸福への道筋だったのであろう。
死を美化するつもりは毛頭ないが、
少なくとも、このようにして己の身を投じた、
一人の少年の勇姿は、これからの一つの標として心にしまっておきたいものだ。
2010年1月13日水曜日
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