うぃー、連続更新。
続いては音楽。
Albert Ayler「Music Is The Healing Force Of The Universe」 (女性歌手、マリー・マリアを迎えての作品。
激烈フリージャズにこの女性ボーカルが絡む様も、また良いんですわ。
激烈サックス、そしてバグパイプもまた激しいのだが、どこかキャッチー。
ソウルな一面、フリージャズな一面など、
様々に見せてくれる表情はどこもセンスに溢れる)
Beaver Harris & The 360 Degree Music Experience 「From Ragtime To No Time」 (ビーヴァー・ハリスにより結成された、
360度音楽経験集団というこのユニット。
様々な楽器と様々なジャンルをこのジャズに見事に融合させ、
スピリチュアルかつユーモラスかつキャッチーかつブラック!な、
素晴らしき名盤といえましょう。ホント、イイ1枚。)
The Septeto Nacional, Raoul Plana & Tata Guinès/ Bill Laswell And Jean Touitou 「Havana Mood」 (A.P.Cに音楽部門ってあったんですね。
そこから発表された作品ですな。
2枚組なのですが、
1枚目は、Buena Vista Social Clubの録音場所でもあったところで、
軽快なキューバ音楽を、ポップにエキゾに。なかなか良い。
そして2枚目は、ビル・ラズウェルによるダブ加工の1枚。
ビルはホント色々仕事しますなぁ。
かといって全部イイってわけでもないから困るんだけど、
これはイイ!ホント見事なダブ処理だと思う。巧い!)
Born Heller「Born Heller」 (Josephine Foster & The Supposedとしての活動で残した作品も、
傑作づくしではありますものの、そんな
Josephine Foster の、
Jason Ajemianというベーシストとのユニット作。
アシッドフォークであり、アコースティックな室内楽的楽器が使用されたり、
でもとことんアシッドであり、、、、
でもやっぱりどこまでいっても大きな魅力は彼女の声。
これは揺るがない。それを大きく支えているこの作品、実に良い)
Tan Or Boil「Seamstress In A Suitcase」 マイスペ (アートワークに定評のあるレーベルPreservationから。
アメリカはピッツバーグ出身のシンガーソングライターの作品。
アコースティックミュージックに色を見事に加えてくれているのは、
マルチ/チェロ奏者のaaron martinということらしい。
T.rexの前身、Tyrannosaurus Rex的な感覚にも似ていたり、
アコースティックの中になかなか色々な可能性を秘めている作品で、
これはなかなかの1枚でございやした)
Jimmy Behan「The Echo Garden」 (アイルランド出身な彼、だそうです。
優しい音楽ですな。緩やかエレクトロニカに、
さらりと電子音、ノイズを散りばめ、
そして、ミニマルに・・・
とありきたりなアンビエント評になりがちなものですが、
聞いてみると、意外にもありきたりではない。
なかなかこれは!という1枚。良いですよ。)
Rickard Jäverling「The Valleys」 (こちらはスウェーデン人アーティストですな。
ホーンセクション、チャイムといった数々の楽器を武器に、
アコースティックドリーミーポップなサウンドが展開されております。
牧歌的、そしてキャッチーなメロディ。
これだけでお腹いっぱいなんですわ。
インスト曲も実に素晴らしいし、イイ!!)
Crucifix「Dehumanization」 (USハードコアですな。UKスタイルと、ディスチャージスタイルと、
よく言われてるものですが、アメリカンクラストはアメリカンクラスト。
サウンドが一筋縄じゃないのがUSの良いところ。
ポリティカルなメッセージ、スピード、メロディ、
うん、どれをとっても申し分ないです、さすが名盤)
Gesellschaft Zur Emanzipation Des Samples 「Circulations」 (Jan Jelinekが名義を変えて、の1枚。
そんな名義が実にわかりにくいのではありますが、
「日本語だとサンプリング解放協会?
サンプリング解放のための社会?」だそう(ライナスレコーズより)
たしかに、数多のサンプリングを駆使し、
見事にコラージュをかましたミュージックコンクレート作。
エクスペリメンタルではあるものの、
方向性として、アヴァンに偏り過ぎない、
一定のキャッチーさを保っている点は、
さすがの仕事としか言いようのない見事なところではある)
Lisa Germano「Lullaby For Liquid Pig」 (2枚目の宅録&ライブ音源集もまたイイんです!
というアメリカからの女性シンガー作。
驚きはかつて4ADに所属していたということ。
90年代ということだから、Breedersとかとも・・・?
というかかつては、ボウイやシェリル・クロウ、イギー・ポップ
とかのサポートをしていたようだ。
という活動歴もさることながら、
普通にこの作品が質が高いのもまた問題だ。
これはほっといたらダメだ。)
胡蝶蘭