2010年9月13日月曜日

♯207 大野まどか「光の瀬音」(音楽)




2009年発売の作品。
東京人の音楽好きがおもむろに訪れる、
八丁堀のアート/ミュージックスペース「七針」から。

シンガーソングライターの彼女のスタイルは、
至極シンプルで、全編ピアノ弾き語りです。

しかしながら、その中にポップセンスというより、
シンガーソングライターとしてのセンスが感ぜられ、
ひたすら淡々とした調子なのだが、
どこか引っかかる魅力がある。これは間違いない。

ぜひとも、色を求め、スタイルを間違った方向に進めないことを祈る。
これはこれでもう彼女のオリジナリティであり、ひた進んで欲しい。
どこか中期Cocco的な匂いもしなくもないが、
とにかくまぁ、オススメであることは間違いございません。

試聴




♯206 カマチョップ(映画)




出演 鎌地広行 原田武明 大森南朋 桐谷健太 
   波岡一喜 木下ほうか 山田麻衣子 四天王寺紅など

2007年製作の本作。
面白そうだったので観てみました。
チャラい映画なのかなぁ、とも思ったりもしましたが、
何かそそられる部分があり、手にとってしまったわけです。

70万という実に低予算で作られた作品のようだが、
大森南朋氏は友情価格でノーギャラ!!(飲み代オゴリのみらしい)
という情報まで入っているが、
中身には、妥協点はほとんど感じられませんでした。
素晴らしい!!

ストーリーはというと、

「落雷で死亡したカマチ(鎌地広行)とチョップ(原田武明)は、
幽霊コンビ“カマチョップ”となって新宿のとあるホテルの
一室に居座っている。ある日、その部屋に博多から
岩瀬智恵子(四天王寺紅)という年増の女がやってくる。
彼女の目的は、借金を重ねて借金取りから逃げ回る
ニートの息子・岩瀬圭一(桐谷健太)に、
自らが老後のために貯めたお金を渡すこと。
しかし冷酷な死神・恵比寿(大森南朋)は、
母子が会うことを阻止するようカマチョップに命令する…。
母親の愛に心動かされてしまった2人の幽霊は、どんな行動に出るのか…?」


というもので、ストーリーだけ見ると、
軽いファンタジーで面白味を感じ取ることがなかなか困難なのだが、
いやいやいや。やはり映画ってのは、観なきゃわからないもので、
実に奥深い。そして観終わった後のスッキリ感とともにくる虚脱感。
これは、良い作品をみたときに僕がよく感じるものなのですが、
なんなんだろ、すべてにおいてバランスがちょうどいい。

尺も80分におさまっていて、一切退屈しませんでしたね。
軽さと重さ、喜びと切なさ。
様々な対極が、刺激的に、とがることなく、
気持ちよくおさまっており、主人公二人のキャラに、
うまく終着していった感は、ホント拍手。

ラストのシーンは高円寺でしたね。
なつかしの風景に、さらにノスタルジーを感じちゃったりもして。

とにかく普通に良かった。
多分これまた観るだろうな。

予告編はこちら




2010年9月1日水曜日

♯205 SR サイタマノラッパー (映画)




ということで、SR サイタマノラッパー の2が絶賛上映中なわけですが、
1を観ていないので、さらに言うと、青森では2は観れないのですが、、
とりあえず観てみました。

随所で本作が絶賛されており、
そのおかげで宇多丸氏のラジオで取り上げられ、
自主制作映画界の粗悪な経済環境が、少しずつ浸透し、
そうういったインディペンデント界の現状を、
世に知らしめた、という意味でも大きな意味を持った作品です。

埼玉の片田舎、というのがまずもって重要なキーであり、
年齢相応の環境、共感、そしてその中にある夢。
様々な思いや葛藤がヒップホップという音楽に昇華されつつも、
うまい具合にユーモアを交え、話は進んでいく。

ヒップホップ特有の言葉遊びは、
劇中のセリフにこれまた絶妙にフィットし、
うまい具合に感情を色んな方向へとシフトさせる効果を果たす。

ヒップホップへの夢というか、その熱。
これがまた胸を熱くさせる部分でもあり、
ラストは誰しもがハッとさせられる。

なぜなのか。といえば、
まず出演者を見れば、有名人はみひろ、だけ(かな?)。
あとはホントどこにでもいそうな、
というザ・自主制作!初期衝動!
つまりは、映画という土台にありながら、
その土台が実に高くない。
感情移入がしやすい、ここが肝なことでしょう。

宇多丸氏のごもっともな、
現代の映画批評の至宝の批評が、
思わず熱くなっちゃってる批評も参考にしつつ、
ぜひご覧いただければ、と。

批評参考





♯204 Nerae「2nd」(音楽)




本日の紹介音源は、Nerae「2nd」です。


from Japanのイケてるアンビエント・ドローンサウンドを提供するバンド。
そんな彼らの「2nd」(セカンドアルバムってこと?)。

CD-R音源なので簡単にお安く手に入れることができると思うので、
ぜひ手に入れて欲しい音源です。

ギター×3、ベース×1という形態のようです。
といいながらも、ガッツリ重厚にギターを入れてるわけでもなく、
一つの空気感を大事にしている、
大変丁寧なアンビエント・ドローンサウンド。

それでいて、芯を感じ、表面的では決してない、
彼らが大事にしている音の核には深みという名のセンスを感じる。

これからも見守るべきバンドです。

試聴





2010年8月30日月曜日

♯203 後輩の赤ちゃんお披露目(雑記)

いやぁ、この歳になると周りはどんどん結婚しだしてさぁ、
なんて話していると、さらに追い打ちをかけられる情報が。

2個下の大学時代の野球部の後輩のカップルのもとに、
めでたく赤ん坊が、ということで、
拝見せずにはいられないので、
そんな大学時代の友人たちとはるばる赤ん坊を、
拝見(さらいに?)しにいってきました。

いやぁ、やっぱりかわいいですね。
赤ん坊は何を見て、何を感じ、
ああいった様々な表情を繰り出すのでしょう。

ホント、生命とは不思議でなりません。
そんな一つのまだ小さな生命を、
いい歳の僕たちは奪い合ったわけでした。

以下が、そんな思い出の写真たちです。
弘前の定番「みんぱい」にて。