2009年11月27日金曜日

♯122 プロ対アマ(スポーツ)

 さて、先週の日曜日だったか土曜日、
忘れちゃいましたが、野球「日本代表26歳以下VS大学選抜」
という夢の対決が開催されました。

 プロとアマの垣根が異様に高い野球界において、
野球ファンにはたまらないカードってわけなのですが、
スコアは1対1、ではあったものの、
やはりプロのクオリティの高さを重々思い知った、
そしてすげぇなぁ、なんて感心したものでして、もう興奮でした。

 注目の「佑ちゃん」こと斎藤も登板したわけですが、
これはちょっと佑ちゃんの将来が心配です。

まずはこの動画を参照しましょう

星野っちも指摘してるとおり、
やはり気になるのはあの左足。
踏み込みの際、ずっとカカトに体重が乗っているわけですが、
これを読んでいる人も自分で試してみるとわかると思いますが、
非常に球威の入らないフォームです。
とはいえ、彼自身、不調の原因はわかっていることでしょう、
右足の使い方で悩んだ時期もありましたし、
まだまだ発展途上にある彼の成長を見届けたいです。
驚異のスタミナと多彩な変化球、
そしてやはり群を抜くのは抑え方、つまり投球術。
あとはフォーム。この1年とは言わず、
プロ側もそこは寛容に2,3年で仕立ててくれればと思いますな。


それにしても、初回から斎藤VS坂本や新井が見れたり、
ともう興奮しっぱなしだったんですが、
新井の風格は一層際立っていました。
アマとの比較となると、こうもオーラに違いがあるものなのか、
と驚かずにはいられませんでした。

また、プロ側で登板した大嶺のピッチングが素晴らしかった。
伸びしろがまだまだあるだけに、非常に期待が持てる。
あの威力あるボールをきちんとコントロールできる、
という点、ここがアマとプロの差の一つともいえる所をまざまざとみせつけた。


 さて、そんな大学選抜の中でも、
なかなか面白い逸材がいましたね。
中央大の澤村拓一です。

まずは動画を

どうでしょう、動きから何からもうプロ向きでしょう。
ストレートの威力も十分。
これは先発にするにはもったいない。
抑え、セットアッパーとして育てたら一級品になりそうです。
シュートなんかもあったら、もう怖くてバッターボックスには立てません。
体もいいし、もうちょっと踏み込みと右足の蹴りが、左手の使い方も、
なんて言いたくもなりますが、
そのくらい彼の伸びしろもまだまだあるわけです。


そのほかにも、
内野手や外野手の一歩目の動き、
その後の動き、すべてにおいてやはりプロのクオリティの高さには
恐れ入った。
こうしてアマと戦うことで、プロの技術の高さを、
改めて知らされました。

そういう点で、学生たちも勉強になったと思うし、
点差はなかったものの(たとえ相手がアマであれ、
良い投手から大量点を取れるのは非常に困難なこと)、
それ以上に多くの面でグラウンドに立った者、
見た者は、「差」というか「足りないもの」を自覚できたのではないかと思います。

こういう点からみても、こういうカードが組まれたことは、
非常に実りある事であると思います。
まだまだ大学野球には、
逸材がいるわけで、もっとこういうカードを組んでほしい、
と野球ファンはひたすら願うばかりなわけでした。




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