2009年11月21日土曜日

♯119 0×年代総括(音楽)

 2,3日前、朝起きて、出社準備をし、
急いでお茶を飲もうとしたら、
見事にパソコンの中心部にどっかとお茶をこぼし、
買ったばかりのパソコンは、終わりました。さよなら。
これから更新が遅くなるかもしれません。

しかし、ルームシェアってのはありがたいもので、
この家には、全部でパソコンは5台くらいあります。
だから、きっと更新します。




 さて、前の記事でお話ししていた、
近年、ロックの巨大新星の出現がないことへの、
疑問と嘆きに対する答えは、出ました。


 友人とクロスビート片手に語り合い、
それらに掲載される音楽を聴きながら、
話し合ったものの、答えは出ず、
その作業を終え、みんな川の字に眠りながら、
話しているときに、答えはあっさり出たわけでした。

簡単に言えば「不景気」だから、というのが僕らなりの答えでした。
もっと切り詰めて言えば、別なのですが、まぁ、そういうことで。




 そんなクロスビートの記事を読んでいて、
自分でも200×年代を総括してみたくなりました。

ということで、メインストリーム系音楽雑誌掲載系海外音楽の、
ベスト20くらい挙げてみようと思います。
ぜひ、懐かしんでください。
なるべくデビューが2000年以降でいきます。





第20位
Beachwood Sparks 「Beachwood Sparks 」(00年)
(実にアメリカ的で、バーズを想起させる12弦ギターのサウンドは、
懐かしさと新鮮さを見事にもたらしたものであり、
サイケ具合も適度に調合され、なおかつPOPなメロディーは、
心身に存分に染み入るとても気持ち良いサウンドでありました)



第19位
Mando Diao 「Bring 'Em In 」(02年)
(2000年代前半の勢いはやはり凄かった。
ロックンロール・ガレージ・リバイバル、
という名の下、センセーショナルなバンドとアルバムが、
次々と投下されていった時代であり、
勢いがあった。そんなシーンの中、
スウェーデンから勢いとイケメンビジュアルと、
ロックの疾走感とPOPさで多くのファンを掌握したものでした。
なかなか懐かしい1枚です。)



第18位
The Mars Volta 「De-Loused in the Comatorium 」(03年)
(これは衝撃的だったぜ、アフロ兄弟。
上記リンク先動画は今見ても、俄然かっこいい。
何にも属さないような異質ぶり、
テクニカルかつクリエイティビティに満ちたサウンドは、
実に衝撃的でした。一度ライブを拝見したことがあるが、凄いかっこよかった。
ちなみat the drive inはmars voltaを入れたので除外。
すっごいかっこいいんだけどね。むしろmars voltaより??)



第17位
INTERPOL「Antics」(04年)
(これも懐かしい。
どんどんポストパンクやディスコ路線のリバイバル、
つまり80年代リバイバルが出てくる中、
サウンドは実に爽快なロックでメロディアスなサウンドながら、
佇まいは、ゴスやロマンチシズムを踏襲していた。
とにかく、懐かしい)



第16位
Goldie lookin' chain「Greatest Hits 」(04年)
(彼らの登場は個人的にセンセーショナルだった。
UK的ビースティというか、オールドの模倣。
偽物の金のチェーンというグループ名の通り、
下品で男くさく、ヒップホップしながらも、
ポップな、つまり耳に残るすばらしい曲が多い。
このアルバム後の作品も、
より耳障りが良くなり、ポップな印象を強めたものの、
決して退化しているとは思えない作品を発表し続けている)


第15位
Beirut「The Flying Club Cup」 (07年)
(ジプシーを取り入れたサウンドと、
ボーカルの圧倒的存在感がやはりモノを言いますな。
壮大かつキャッチーなそのサウンドは、
見事に心を鷲掴みにされたものです。
アメリカを感じさせるノスタルジーも素敵)

第14位
The Concretes「The Concretes 」(04年)

(これも好きだったなぁ。
そしてすぐに売ってしまったなぁ。
今となっては後悔です(笑)
スウェーデン出身でオシャレ感、というか女の子感に溢れ、
実にキュートでありながら、
このPOPなサウンドはセンスを感じまくりでしょう)



第13位
Dub Trio「Exploring the Dangers of 」(04年)
(ダブ好きとしては、とてもありがたく新鮮なバンドでした。
バンドで、レゲエ色を見せるというよりは、
ダブの空間作用を重視したサウンドで、
おとなしめな曲から激しいものまで、
当時としてはなかなかズルいバンドでした)

第12位
Battles「EP B」(04年)
(今や、マスを完全に確立させた彼らとの出会いは、
たしかこの作品だった気がします。
動画を見てると、今の人気も必然、って感じですね。
ドラムがいいね)

第11位
The Rapture「Echoes」(03年)
(ポストパンクやディスコなリバイバルで、
その後同じようなバンドが次々出てくる中、
やはり彼らは異質だったと思います。
サマソニでアルバム発売前の?ライブをみたことも、
今となってはよき思い出な気がします。
この後、どんどん評価を落としていくが、
よりポップな印象で僕は好きです。こんな感じ

第10位
The Strokes「Is This It」(01年)
(ロックンロールリバイバルから飛び出し、
若者を見事に虜にし、カリスマ化し、
ロックをどんどんオシャレ路線へ向けていったのには、
彼らが噛んでいるに違いない。
間違いなく世に与えた影響は大きかった。
サウンドもシンプルで、明快で衝撃的でした。)

第9位
Silver Mt Zion
「Born into Trouble as the Sparks Fly Upward」(01年)
( 赤いジャケがなんとも印象的でした。
ということで、Godspeed you~の別プロジェクト。
相変わらずの長尺ぶりでありながら、
美しくも悲しい壮大なそのサウンドぶり、
ジャンルを飛び越えた感情、
心に響くバンドです。これはレコードで所持)



第8位
Lily Allen「Alright, Still」(06年)
(これもなかなかセンセーショナルでした。
レゲエ、カリプソ要素が!!
って触れ込みでして、どんなPOPなのか、
非常に興味津津だった記憶があります。
キュートでPOPで中米で、やはり良いですな)


第7位
The Libertines「Up The Bracket」(02年)
(ミック・ジョーンズがプロデュースってことで、
どれどれ、と試聴しなかなか衝撃を受けたのは懐かしい。
ロックンロールが世を席巻している中、
さらに衝動的なバンドが現れ、
こちらも若者をファッションから何まで虜にした、
社会的影響は大きかった。
シンプルかつ衝動的なロックの、
そして空中分解すれすれの危うさが受けたのだろう。
案の定、その後、空中分解)



第6位
Sigur Ros「( )」(02年)
(アイスランドからやってきた救世主でした。
若かりし頃、ネガティブなものへの美というものを、
なかなか心に厳しく焼き付けたバンドであったことでしょう。
久しぶりに聞いても色褪せません。
名盤でしょう)



第5位
The Coral「The Coral」(02年)
(こいつらはイイ。今でも好き。
初期は上記リンクにあるような、異質ロックだったが、
これ以降どんどんアコースティックになり、
良質な音楽がさらに多くなる。
様々なところから影響を受けているのがよくわかるが、
それらをうまく消化し、良質なものを多く作れるようになったのは、
彼らが歳をとった証拠である。
なにせ、動画にある彼らは10代そこそこ?20歳くらい?ですから。
ちなみにその後の彼らは、こちら



第4位
JACKIE-O MOTHERFUCKER「Magick Fire Music / Wow」(03年)
( 偉大だよぉ。彼らはやっぱり偉大です。
これまた凄いのが出てきた、
本物だぁ、というのが率直な印象です。
インプロ演奏に、みるみる巻き込まれていくサイケ具合。
いつの間にか、彼らの掌中で踊らされている)


第3位
The Streets「Original Pirate Material」(02年)
( 個人的には彼の出現はとても大きかった。
UK版エミネムなんていうコピーもあったような。
しかし、そこにいるのは、フレッドペリーを着て、
無邪気にラップするまったく新しい男でした。
また、彼の出現で、ガラージやグライム、2STEPなどと
出会うきっかけを与えてくれ、
例えばDizzee Rascalとかとの出会いも彼のおかげなのかな)


第2位
Town And Country「It All Has To Do With It」(00年)
(残念ながら、せっかく2位なのに動画をみつけれなくてすみません。
でも、彼らを上位にどうしても置かなくてはいけなかったのです。
様々な楽器群が率いられる中で、
限りなく少ない音の数と、ミニマルな演奏、
静、つまり「間」という部分にストイックに対峙した
時流を度外視した永遠に残るであろう不朽の名作でしょう。
そしてその後も、そのストイックさでもって素晴らしい演奏を見せ続けています)

第1位
Sufjan Stevens「Illinoise」(05年)
(1位はどれにしようか凄い迷うものですね。
そんな中でSufjan Stevensを1位にさせていただきました。
今のフリーフォークの源流、またUSインディーへの視線を、
どんどん強めていく大きな一因とさせたのは彼とDevenra Banhart
の力が相当大きなものであると思っています。
Sufjan Stevens関連の作品もどれも良作であり、
彼が生み出す作品の安心感は非凡中の非凡であり、
作品の安定感、影響力というものを考えた場合、
やはり彼が僕にとっての1位でありました。)


このランキングを作るのに2日くらい費やしました。
メインストリームってのを考えると、
なかなか難しい。




3 件のコメント:

  1. あ、面白かったです。

    このなかではマーズヴォルタが特にすきかな。

    でもクロスビートはライターが嫌い。笑

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  2. マーズヴォルタはかっこいいわ、やっぱり。

    この手の雑誌の記事は大したこと書いてないからね。

    別に文は読まなくてもいいと思うよ。

    把握さえできればそれで良い。

    東京来いって!

    返信削除
  3. It's going to be finish of mine day, but before finish I am reading this fantastic piece of writing to improve my know-how.

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