2009年6月24日水曜日

♯49 音楽その1(音楽)

 昨晩に続いて、入荷リストの続きです。


FENNESZ「Black Sea」
(早く欲しいーー!
とずっと思っておりましたが、
ようやくゲットできました。
いつものグリッチノイズにエレクトロニクス。
ノイズ色は今回はやや弱めではあるのだけれど、
うーん、やっぱり彼はギタリストなのである。
この荘厳で美しい空間に、
ささやかに爪弾かれるギターは、
一層の美しさと儚さをにじませる。
サウンドスケープ作の中では相当な良作だろう)


FilFla「Frame」
(この手のシャープなエレクトロニカは、
近年、日本人アーティストがよく着手しているように思われる。
例によって、これも杉本佳一のプロジェクトなわけだが、
このポップな印象を感じさせる、ささやかなるメロディは、
我々にそれぞれの情景を見出させ、
淡々と時の経過を忘れさせる。
6曲目「Nuf」がまた良い。)


Opitope「Hau」
(ご存じ、伊達伯欣と畠山地平によるユニットですな。
これも上記の例にハマり得るのでは、
なエレクトロニカですね。
スリーピングミュージックというよりは、
グッドモーニングなミュージックだと、僕は思います。
しかしまぁ、よく聞くと、bexar bexarに似てなくもない。)


Oren Ambarchi「Insulation」
(これで、私の手元に入った、
oren関連のアルバムは、8枚目となりました。
sunno))) も含めるともっと手元にあるわけだが。。
それほどに彼は絶対的であるし、安心感がある。
ギターを中心に据えた、サウンドへの探求心は、
ホント、どこまで行くのかずっと見続けなくてはいけないと思う)


Oren Ambarchi & Johan Berthling
「My Days Are Darker Than Your Nights」 試聴
(こりらでほら、9枚目。
スウェーデンのレーベル、Häpna設立の、
Johan Berthlingとの共作。
彼はベーシストであるが、
今作では、ハーモニウムで演奏している。
ひたすた共鳴する、ギターとハーモニウム。
聞いていると、本当に吸い込まれそうだ。)


Pillowdiver「Sleeping Pills」
(12kからのリリースのドイツ人アーティストですね。
ギターを中心に据え、ささやかにエレクトロニクスを導入した、
端正で繊細なナイスギターアンビエンスです)


Ryoji Ikeda
「Dataplex」「Matrix 」「See You At Regis Debray」
「Op.」「0 ℃」
(説明不要でしょう。ヨシタカ君から皆いただきました。ありがと。
現代美術館での展覧でも記憶に新しいことでしょう。
ダムタイプから今まで、そして、これから。
臨界点、という言葉が存在するのがありがたいほど、
彼は、それに挑戦し、見事に突破・表現している気がする。)


Stephen O'Malley & Atilla Csihar
「6°Fskyquake」
(Sunn 0)))のStephen O'Malley ですな。
Atilla Csiharの瞑想的、スピリチュアルな、
ボーカルというか、声、
そして、エレクトロニクス、ギターと、
荘厳すぎるドローンが1曲33分にぎっしりと詰まっています)


Zeitkratzer & Carsten Nicolai
「Electronics」
Zeitkratzerに関してはここを参考に。
そんな彼らとカールステンの共作という、
なんとも恐ろしく素敵な作品。
ドローン・ノイズ・電子音響という3本の柱のもと、
時にノイジーに、時にアンビエンスに、時に荘厳さを垣間見せ、
それが見事1つのアルバムとして収まっている、
なんとお見事なグッドジョブ作品)


ナンバジャズ「鉄炮」
(芳垣安洋と山本精一による即興デュオ。
詳細はここでチェック!
たしかにこんな即興、新しい!
ストイックに絡む、ギターとドラム。
両者のテンションの衝突は、
見事な現場主義な音楽となって我々の耳に届けられます。)


以降その2 に続く




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