2010年5月19日水曜日

♯185 音楽ほか(音楽)

2H-Company
(お経のようにひたすら唱えられるラップは、
日本人の私たちにはまるで理解不能・・・
ということで、ロシアン・ヒップホップです。
意外にかっこいい作品が多いロシアン・ヒップホップですが、
これもなかなか印象深かったので、ここに紹介させていただきます。
トラックもまずかっこいいんですよ。
ぜひほかの曲も聴いてきてください。)



Dem Hunger
(これがデビューだというから末恐ろしい。
コラージュやドローンなどを用い、
オリジナリティ溢れるビート系サウンドを、
見事に作り上げる面白アーティストの登場であります。
この怪人はとりあえず捕獲すべし。)



M.I.A.「Born Free」
(ということで、サードが6月に発売ということで、
新曲が先駆けてビデオで登場。
そしてこのビデオがなかなか物議をかもした、っていうね。
サウンド的に、完全にSUICIDEじゃないか!!!
と僕は思ってしまいました。
早くほかの曲も聴いてみたいですね!)



キセル・新譜
(キセルの新譜がもうすぐ発売ですね。
青森でも見たい!!見た過ぎるよ!!
ということで、新曲をすでに何曲かサンプル聞けるようです。
「夜の名前」は昨年のライブですでに聴いていたので、
キターって感じです。まぁ、ハズレはないでしょう。
ポップ好きなら購入必至!!)


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クモの生殖は「近親」が安全

人生ってのは、様々な形がありますな。
食われて終わる、っていうね。
ひかりごけ、じゃないですけど(ホントに人肉はおいしいの??)、
人間にとっては、いやぁ、なかなか解せないその生態。
カマキリの場合は、交尾中にオスの頭を食うと、
生殖機能がより活性化されるらしいとも言われています。
果たしてそのオスが食われる世界というのは、
その動物たちの世界では、どのような常識で通っているのだろう、
としばらく妄想してしまったものでした。
そもそもなぜ、食う食われるの関係性が遺伝子に組み込まれたのか。
しかし、それでその種の生態系は保たれているのだから、
それが一番の選択だったのだろうか。
ホント、自然の世界ってのは未だ不思議なことばかりです。
こうした瞬間にもきっと人間の深層では、
「常識」が更新されていってることでしょう。
その組み込まれていく「常識」が果たしてどの方向にむかっていくことであろうか。

身近なところで言えば、音楽の摂取様式がCDから、
どんどんデータ化されている、ということ。
そして、書籍の電子化が始まっている、ということ。
今の時点ですら、この作品はCDでほしいが、
あれは、データでいいや、とか、
この本は書籍として紙として保存したいが、
あれは電子でいいや、という感情がすでに僕の中では芽生えている。

そういった様式の変化は、作り手の、版元の収入様式に変化を与える。
変化は、消費者先行ゆえ、
ドロップアウトを余儀なくされる会社も多々出たし、出てくるだろう。
また、七尾旅人の「DIY STARS」のように、
すでに自ら動き出している人も少なくない。
こういった行動者に対し、感服する以外ない。

近い未来、常識がどのように変わっているのか、
そういった「今あること」を心の片隅に置き、
忘れないようにしてみることも将来の、話の種になりそうです。

と、このブログの記事で、
佐々木俊尚著「電子書籍の衝撃」となぜかリンクしてしまった次第なわけです。



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「ノスタルジー・リセッティング」

スタジオリチウムの松島潤平氏のブログから。

・「どれだけノスタルジーを排して設計できるか、
 そしてそこからどれだけ大きなノスタルジーを発生させられるか」

・隈建築に限らず、古典建築に匹敵できる強靭な現代のサイト・スペシフィック性は
この命題に挑むことで初めて達成される。

・ノスタルジーをリセットすることこそが、
古典建築というあまりに巨大で美しい存在に対抗することのできる、
現代建築にしか為しえない強力な一手なのだ。


たしかに、その地域性からまったく持って度外されてるがゆえに、
それが思わぬノスタルジーを我々に与えることは、
確かにあるなぁ、と思いました。

またファサードの突飛さばかりが目立つ建築というのも、
いささか嫌悪感を抱く場合もあるが、
逆に懐古趣味も飽き飽きといえば、そうである。

ここでもって、ノスタルジー・リセッティングという、
ひとつの方向性に目を向けてみるのも面白いかな、とも思う。

にしても、やっぱり僕は、
このブログを通すにあたり、
『雲の上のギャラリー』がとても見たい、
実際ただそれだけのことが言いたかっただけかもしれない。






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