Google TV発表があり、
そして新 Apple TVについての情報も出てきましたね。
こちらを参考に。
果たしてテレビの新しい形として、
家庭に定着していくのでしょうか。
ホント、昨今どんどんネット革新が続いています。
ipadの登場だってそう。
ここまでいくのか、という感想もありつつ、
ここまできたか、という感想もあります。
「「テレビ+ネット」を狙った他のプロダクトとどう違うのか?については
かつての製品が成功しなかった理由とGoogleの回答を3つ例に挙げています。
1. ネットのサブセットしか提供しなかったこと。
対する Google TV はFlash 10.1にも対応するChromeブラウザ内蔵。
2. (メーカーごとに) 閉じていたこと。
Google TVは Android + Chromeベースでオープンソース。
その上で走る Google TVソフトウェアのSDKも公開予定。
3. テレビとウェブのどちらかを選ばせたこと。
Google TV は放送もネットコンテンツもシームレスに統合。
「ウェブブラウザがついたテレビ」ではなく、
簡単で信頼性のあるテレビ的な体験にウェブコンテンツ、
パーソナライズ、検索を統合する。」
とあります。
app TVもapp storeとつながり、
一層のサービスの予感を与えます。
しかし、あまりに何か先鋭され過ぎてる感を抱くのは、
ただの僕の気後れのせい?
どこか一抹の不安があるのは確かで、
それを拭う確信が来る日をもうちょっと眺めていたい。
ただ、今の革新の潮流は非常に面白い。
政治や法のレベルとのせめぎ合いをも眺めつつ、
時代の歩の進め方をしっかり見ていきましょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そういえば、i phoneを購入しました。
未だ、けっこうわからないことも多いし、
サービス提供の精度に若干の地方と都市の差を感じつつ、
でもそれなりに楽しめていると思うし、
まだまだ楽しくなれると思う。
i phoneの魅力の一つとして、アプリがありますが、
音楽制作ツールもたくさんあって面白い。
その中の一つ、 tonepadを使用してみましたが、
友人ヨシタカが言うように、
「(数年前に発売し話題となった)
tenorionってこんな感じなのかなぁ 」と。
要は、tenorionの簡易版みたいなもので、
音色やピッチは変化させることはできないものの、
画面を様々シフトできたり、
簡単に電子音を制作でき、簡単に自己満できる、
癒し系ツールなのであります。
それにやりだすと意外に夢中になる。
上手に扱うと、こんな感じにできます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これらの特集、全部面白い記事です。
暇つぶしに一読してみたら良いと思います。
・渋谷慶一郎「CDというメディアの葬送——ATAKの実験と変容」
・梅沢和木「「ニコ動」になくてここにあるものーメガサイズの作品が意味すること」
・南後由和「『集合知型リサーチ』という試み」
・李明喜「空間を考えるーー情報と物質のあいだ」
2010年5月30日日曜日
2010年5月25日火曜日
♯187 書籍、漫画、それぞれ少々(文学)
いやぁ、やはり青森だと、書籍の入荷量が増え、
音源入荷量が異様に減りました。
友人ケーヤ君に頼んだブツはいつ届くのでしょうか。
ということで、まずは書籍。。
「ドーン」平野啓一郎
(2033年、人類で初めて火星に降り立った宇宙飛行士・
佐野明日人(さの あ すと)。火星から帰還した明日人は
アメリカ大統領選挙をめぐる巨大な陰謀に巻き込まれていく。
鍵を握るのは、宇宙船<ドーンDAWN>の中で起きた「ある事件」。
明日人の妻・今日子、副大統領候補の娘リリアン・レイン・・・・・・
様々な人物たちの間でうごめくそれぞれの思い。
世界的英雄となった明日人を巻き込む人類史上最大の秘密とは?
30年後、人類はまだ人を愛することができるのか!?
『決壊』を経て、平野啓一郎が描く、
最高の純文学かつ究極のエンターテイメント小説。 )
「シュルレアリスム宣言/溶ける魚」アンドレ・ブルトン
(「シュルレアリスム宣言」こそは二十世紀の芸術
・思想の出発点である.夢,想像力,狂気を擁護して,
現実の奥深くに隠された〈超現実〉を暴きだし,真の生,
真の自由に至る革命の必要を高らかに謳いあげる.
本書はその原書初版の構成に基づいて,
自動記述による物語集「溶ける魚」を併収し,
綿密な訳注を付した新訳決定版. )
「無縁・公界・楽―日本中世の自由と平和」網野 善彦
(近代から古代まで遡り、駆込寺や楽市など多様な領域に、
人間の本源的自由に淵源する無縁の原理の展開をよみとる。
日本歴史学の流れを捉え換えた画期的な名著。)
「現代建築に関する16章 空間、時間、そして世界」 五十嵐太郎
(時代と建築家の試みを読み解く斬新な視点を提示。
建築があるスケールを超えて巨大化していくと、
もはや古い建築のモラルはふっとんでしまう……
もちろん、内部と外部を一致させるような近代建築の倫理観もふっとぶ。
巨大化すると、外部は制御不能。ファサードという概念が無効になるのです。
資本主義のロジックでドライブさせると、建築は巨大な空間を志向し、
ひたすら内部に向かう。外観のデザインを整えるというのは、
古典的な美学にもとづく建築家の仕事として歴史的につづいていました。
しかし、それは巨大資本主義の建築にとって、なんの効力ももたない。
……もはやそんなことはどうでもよくなって、
別の次元に突入するのです――<本文より>)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
優駿の門(文庫版) 12巻
(うわぁ、完結までまだまだ時間がかかるぜ!
でも面白過ぎるから、どんどんじわじわ集めたる!!)
「あしたの弱音」タイム涼介
(学校に住み込み、自給自足生活を送る中学生・弱音。
5年に渡りコミックビーム誌上で連載され、当初、普通のギャグ漫画であったのが、
勝手にキャラクターが暴走し、途中でシリアスな青春漫画となった異色の作品。
要望の多かった後半をメインに待望のコミックス化!
ということで、これ、めちゃくちゃ面白い!)
「アベックパンチ」タイム涼介
(ということで、「明日の弱音」の影響で、
タイム涼介関連を集めることにした。
と思い立ち、即購入。
「横浜を根城に日々、暇を持て余す高校生・イサキとヒラマサ。
ケンカじゃ無敵の二人だったが、
唯一の敗北がきっかけで、あらぬ方向に運命は転がり始める……。」)
「日直番長」タイム涼介
(ということで、こちらもタイム涼介関連。
ギャグや下ネタ満載な彼だが、
それだけじゃないのです。
そこに、どこか美的価値観のようなものを、
感じさせられてしまうのが、
彼の作品の素晴らしいところ。
この作品にも、ファン多し)
「銭」鈴木みそ 3巻
(「必読、これが大人の社会科見学だ!
鈴木みその熱筆が冴える、大人気・銭勘定マンガ」
ということで、普通に面白いこの作品。
まだ3巻。早く集めなければーー、
とあせっております。ジワジワ集めまっせ!)
ということで、本がどんどん増え、
自分で読むのも追いつかないという醜態なので、
そろそろ音源収集に趣向をシフトチェンジしたいです。
気まぐれな自分を戒めて、音源を増やす!!多分。
音源入荷量が異様に減りました。
友人ケーヤ君に頼んだブツはいつ届くのでしょうか。
ということで、まずは書籍。。
「ドーン」平野啓一郎
(2033年、人類で初めて火星に降り立った宇宙飛行士・
佐野明日人(さの あ すと)。火星から帰還した明日人は
アメリカ大統領選挙をめぐる巨大な陰謀に巻き込まれていく。
鍵を握るのは、宇宙船<ドーンDAWN>の中で起きた「ある事件」。
明日人の妻・今日子、副大統領候補の娘リリアン・レイン・・・・・・
様々な人物たちの間でうごめくそれぞれの思い。
世界的英雄となった明日人を巻き込む人類史上最大の秘密とは?
30年後、人類はまだ人を愛することができるのか!?
『決壊』を経て、平野啓一郎が描く、
最高の純文学かつ究極のエンターテイメント小説。 )
「シュルレアリスム宣言/溶ける魚」アンドレ・ブルトン
(「シュルレアリスム宣言」こそは二十世紀の芸術
・思想の出発点である.夢,想像力,狂気を擁護して,
現実の奥深くに隠された〈超現実〉を暴きだし,真の生,
真の自由に至る革命の必要を高らかに謳いあげる.
本書はその原書初版の構成に基づいて,
自動記述による物語集「溶ける魚」を併収し,
綿密な訳注を付した新訳決定版. )
「無縁・公界・楽―日本中世の自由と平和」網野 善彦
(近代から古代まで遡り、駆込寺や楽市など多様な領域に、
人間の本源的自由に淵源する無縁の原理の展開をよみとる。
日本歴史学の流れを捉え換えた画期的な名著。)
「現代建築に関する16章 空間、時間、そして世界」 五十嵐太郎
(時代と建築家の試みを読み解く斬新な視点を提示。
建築があるスケールを超えて巨大化していくと、
もはや古い建築のモラルはふっとんでしまう……
もちろん、内部と外部を一致させるような近代建築の倫理観もふっとぶ。
巨大化すると、外部は制御不能。ファサードという概念が無効になるのです。
資本主義のロジックでドライブさせると、建築は巨大な空間を志向し、
ひたすら内部に向かう。外観のデザインを整えるというのは、
古典的な美学にもとづく建築家の仕事として歴史的につづいていました。
しかし、それは巨大資本主義の建築にとって、なんの効力ももたない。
……もはやそんなことはどうでもよくなって、
別の次元に突入するのです――<本文より>)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
優駿の門(文庫版) 12巻
(うわぁ、完結までまだまだ時間がかかるぜ!
でも面白過ぎるから、どんどんじわじわ集めたる!!)
「あしたの弱音」タイム涼介
(学校に住み込み、自給自足生活を送る中学生・弱音。
5年に渡りコミックビーム誌上で連載され、当初、普通のギャグ漫画であったのが、
勝手にキャラクターが暴走し、途中でシリアスな青春漫画となった異色の作品。
要望の多かった後半をメインに待望のコミックス化!
ということで、これ、めちゃくちゃ面白い!)
「アベックパンチ」タイム涼介
(ということで、「明日の弱音」の影響で、
タイム涼介関連を集めることにした。
と思い立ち、即購入。
「横浜を根城に日々、暇を持て余す高校生・イサキとヒラマサ。
ケンカじゃ無敵の二人だったが、
唯一の敗北がきっかけで、あらぬ方向に運命は転がり始める……。」)
「日直番長」タイム涼介
(ということで、こちらもタイム涼介関連。
ギャグや下ネタ満載な彼だが、
それだけじゃないのです。
そこに、どこか美的価値観のようなものを、
感じさせられてしまうのが、
彼の作品の素晴らしいところ。
この作品にも、ファン多し)
「銭」鈴木みそ 3巻
(「必読、これが大人の社会科見学だ!
鈴木みその熱筆が冴える、大人気・銭勘定マンガ」
ということで、普通に面白いこの作品。
まだ3巻。早く集めなければーー、
とあせっております。ジワジワ集めまっせ!)
ということで、本がどんどん増え、
自分で読むのも追いつかないという醜態なので、
そろそろ音源収集に趣向をシフトチェンジしたいです。
気まぐれな自分を戒めて、音源を増やす!!多分。
2010年5月22日土曜日
♯186 夜神楽坂(紀行)
2010年5月19日水曜日
♯185 音楽ほか(音楽)
2H-Company
(お経のようにひたすら唱えられるラップは、
日本人の私たちにはまるで理解不能・・・
ということで、ロシアン・ヒップホップです。
意外にかっこいい作品が多いロシアン・ヒップホップですが、
これもなかなか印象深かったので、ここに紹介させていただきます。
トラックもまずかっこいいんですよ。
ぜひほかの曲も聴いてきてください。)
Dem Hunger
(これがデビューだというから末恐ろしい。
コラージュやドローンなどを用い、
オリジナリティ溢れるビート系サウンドを、
見事に作り上げる面白アーティストの登場であります。
この怪人はとりあえず捕獲すべし。)
M.I.A.「Born Free」
(ということで、サードが6月に発売ということで、
新曲が先駆けてビデオで登場。
そしてこのビデオがなかなか物議をかもした、っていうね。
サウンド的に、完全にSUICIDEじゃないか!!!
と僕は思ってしまいました。
早くほかの曲も聴いてみたいですね!)
キセル・新譜
(キセルの新譜がもうすぐ発売ですね。
青森でも見たい!!見た過ぎるよ!!
ということで、新曲をすでに何曲かサンプル聞けるようです。
「夜の名前」は昨年のライブですでに聴いていたので、
キターって感じです。まぁ、ハズレはないでしょう。
ポップ好きなら購入必至!!)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
クモの生殖は「近親」が安全
人生ってのは、様々な形がありますな。
食われて終わる、っていうね。
ひかりごけ、じゃないですけど(ホントに人肉はおいしいの??)、
人間にとっては、いやぁ、なかなか解せないその生態。
カマキリの場合は、交尾中にオスの頭を食うと、
生殖機能がより活性化されるらしいとも言われています。
果たしてそのオスが食われる世界というのは、
その動物たちの世界では、どのような常識で通っているのだろう、
としばらく妄想してしまったものでした。
そもそもなぜ、食う食われるの関係性が遺伝子に組み込まれたのか。
しかし、それでその種の生態系は保たれているのだから、
それが一番の選択だったのだろうか。
ホント、自然の世界ってのは未だ不思議なことばかりです。
こうした瞬間にもきっと人間の深層では、
「常識」が更新されていってることでしょう。
その組み込まれていく「常識」が果たしてどの方向にむかっていくことであろうか。
身近なところで言えば、音楽の摂取様式がCDから、
どんどんデータ化されている、ということ。
そして、書籍の電子化が始まっている、ということ。
今の時点ですら、この作品はCDでほしいが、
あれは、データでいいや、とか、
この本は書籍として紙として保存したいが、
あれは電子でいいや、という感情がすでに僕の中では芽生えている。
そういった様式の変化は、作り手の、版元の収入様式に変化を与える。
変化は、消費者先行ゆえ、
ドロップアウトを余儀なくされる会社も多々出たし、出てくるだろう。
また、七尾旅人の「DIY STARS」のように、
すでに自ら動き出している人も少なくない。
こういった行動者に対し、感服する以外ない。
近い未来、常識がどのように変わっているのか、
そういった「今あること」を心の片隅に置き、
忘れないようにしてみることも将来の、話の種になりそうです。
と、このブログの記事で、
佐々木俊尚著「電子書籍の衝撃」となぜかリンクしてしまった次第なわけです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ノスタルジー・リセッティング」
スタジオリチウムの松島潤平氏のブログから。
・「どれだけノスタルジーを排して設計できるか、
そしてそこからどれだけ大きなノスタルジーを発生させられるか」
・隈建築に限らず、古典建築に匹敵できる強靭な現代のサイト・スペシフィック性は
この命題に挑むことで初めて達成される。
・ノスタルジーをリセットすることこそが、
古典建築というあまりに巨大で美しい存在に対抗することのできる、
現代建築にしか為しえない強力な一手なのだ。
たしかに、その地域性からまったく持って度外されてるがゆえに、
それが思わぬノスタルジーを我々に与えることは、
確かにあるなぁ、と思いました。
またファサードの突飛さばかりが目立つ建築というのも、
いささか嫌悪感を抱く場合もあるが、
逆に懐古趣味も飽き飽きといえば、そうである。
ここでもって、ノスタルジー・リセッティングという、
ひとつの方向性に目を向けてみるのも面白いかな、とも思う。
にしても、やっぱり僕は、
このブログを通すにあたり、
『雲の上のギャラリー』がとても見たい、
実際ただそれだけのことが言いたかっただけかもしれない。
(お経のようにひたすら唱えられるラップは、
日本人の私たちにはまるで理解不能・・・
ということで、ロシアン・ヒップホップです。
意外にかっこいい作品が多いロシアン・ヒップホップですが、
これもなかなか印象深かったので、ここに紹介させていただきます。
トラックもまずかっこいいんですよ。
ぜひほかの曲も聴いてきてください。)
Dem Hunger
(これがデビューだというから末恐ろしい。
コラージュやドローンなどを用い、
オリジナリティ溢れるビート系サウンドを、
見事に作り上げる面白アーティストの登場であります。
この怪人はとりあえず捕獲すべし。)
M.I.A.「Born Free」
(ということで、サードが6月に発売ということで、
新曲が先駆けてビデオで登場。
そしてこのビデオがなかなか物議をかもした、っていうね。
サウンド的に、完全にSUICIDEじゃないか!!!
と僕は思ってしまいました。
早くほかの曲も聴いてみたいですね!)
キセル・新譜
(キセルの新譜がもうすぐ発売ですね。
青森でも見たい!!見た過ぎるよ!!
ということで、新曲をすでに何曲かサンプル聞けるようです。
「夜の名前」は昨年のライブですでに聴いていたので、
キターって感じです。まぁ、ハズレはないでしょう。
ポップ好きなら購入必至!!)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
クモの生殖は「近親」が安全
人生ってのは、様々な形がありますな。
食われて終わる、っていうね。
ひかりごけ、じゃないですけど(ホントに人肉はおいしいの??)、
人間にとっては、いやぁ、なかなか解せないその生態。
カマキリの場合は、交尾中にオスの頭を食うと、
生殖機能がより活性化されるらしいとも言われています。
果たしてそのオスが食われる世界というのは、
その動物たちの世界では、どのような常識で通っているのだろう、
としばらく妄想してしまったものでした。
そもそもなぜ、食う食われるの関係性が遺伝子に組み込まれたのか。
しかし、それでその種の生態系は保たれているのだから、
それが一番の選択だったのだろうか。
ホント、自然の世界ってのは未だ不思議なことばかりです。
こうした瞬間にもきっと人間の深層では、
「常識」が更新されていってることでしょう。
その組み込まれていく「常識」が果たしてどの方向にむかっていくことであろうか。
身近なところで言えば、音楽の摂取様式がCDから、
どんどんデータ化されている、ということ。
そして、書籍の電子化が始まっている、ということ。
今の時点ですら、この作品はCDでほしいが、
あれは、データでいいや、とか、
この本は書籍として紙として保存したいが、
あれは電子でいいや、という感情がすでに僕の中では芽生えている。
そういった様式の変化は、作り手の、版元の収入様式に変化を与える。
変化は、消費者先行ゆえ、
ドロップアウトを余儀なくされる会社も多々出たし、出てくるだろう。
また、七尾旅人の「DIY STARS」のように、
すでに自ら動き出している人も少なくない。
こういった行動者に対し、感服する以外ない。
近い未来、常識がどのように変わっているのか、
そういった「今あること」を心の片隅に置き、
忘れないようにしてみることも将来の、話の種になりそうです。
と、このブログの記事で、
佐々木俊尚著「電子書籍の衝撃」となぜかリンクしてしまった次第なわけです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ノスタルジー・リセッティング」
スタジオリチウムの松島潤平氏のブログから。
・「どれだけノスタルジーを排して設計できるか、
そしてそこからどれだけ大きなノスタルジーを発生させられるか」
・隈建築に限らず、古典建築に匹敵できる強靭な現代のサイト・スペシフィック性は
この命題に挑むことで初めて達成される。
・ノスタルジーをリセットすることこそが、
古典建築というあまりに巨大で美しい存在に対抗することのできる、
現代建築にしか為しえない強力な一手なのだ。
たしかに、その地域性からまったく持って度外されてるがゆえに、
それが思わぬノスタルジーを我々に与えることは、
確かにあるなぁ、と思いました。
またファサードの突飛さばかりが目立つ建築というのも、
いささか嫌悪感を抱く場合もあるが、
逆に懐古趣味も飽き飽きといえば、そうである。
ここでもって、ノスタルジー・リセッティングという、
ひとつの方向性に目を向けてみるのも面白いかな、とも思う。
にしても、やっぱり僕は、
このブログを通すにあたり、
『雲の上のギャラリー』がとても見たい、
実際ただそれだけのことが言いたかっただけかもしれない。
2010年5月15日土曜日
♯184 書籍(文学)
一応最近1ヶ月で入荷した書籍をこそこそ並べます。
東京にいた頃に比べ、だいぶ本も買えなくなりました。
一番ショックですね。G-SHOCK。
「Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流」
津田 大介
(これを超えるtwitter本は出ないだろう、
とまで発売当初言われた本ですね。
twitterのただの解説本ではなく、
社会的に、ビジネスやメディアなど、
様々な側面から見たタイトルそのものの良本)
「電子書籍の衝撃」佐々木 俊尚
(こちらはちょうど本日読了。
電子書籍、つまりキンドルやipad、グーグルなど、
出版社の行く末や書き手、編集者の行く末、
また音楽についても今ビジネス体系はどのような潮流をなしているか、
というのを明快に書いている実にわかりやすい良本)
「吾妹子哀し」青山光二
(未読のため解説文転載。
「アルツハイマー型認知症で、妻の杏子は記憶を喪いつつあった。
失禁や徘徊を繰り返し、介護にあたる夫の圭介を
当惑させるのだが、齢九十を前にした夫は、老いた妻の姿に、
若い日の愛の想いを甦らせていた。
……おれは何とこの女を愛していたことだろう。
今も愛は生きている。自分の愛に責任を持たなければ――。
実体験に基づく究極の夫婦愛を謳って、川端康成文学賞を受賞した名篇」)
「空間の経験」イーフー・トゥアン/著
(未読。解説転載。
「人間にとって空間とは何か?
それはどんな経験なのだろうか?
また我々は場所にどのような特別の意味を与え、
どのようにして空間と場所を組織だてていくのだろうか?
幼児の身体から建築・都市にいたる空間の諸相を
経験というキータームによって一貫して探究した本書は、
空間と場所を考えるための必読図書である。」)
「共通感覚論 ―― 知の組みかえのために ――」中村 雄二郎
(未読。解説転載。
「共通感覚は視覚や触覚などの諸感覚の統合に関わる
根源的能力である.アリストテレス以来の共通感覚についての
考え方とそれが開示する認識の新たな広がりを再発見し,
現代芸術や言語・時間・場所等の諸問題を解明する.」)
「リバティーンズ マガジン 」
(こちらは隔月発売の雑誌の創刊号ですね。
今回は特集がtwitter最終案内ですが、
なかなか切り口が他誌とは異なる感じを受ける。
中には文科系として著名な人々も多数いたり、
レビューやコーナーそれぞれ、
意外に興味深いものが多数あり、これからが興味深いところです。)
東京にいた頃に比べ、だいぶ本も買えなくなりました。
一番ショックですね。G-SHOCK。
「Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流」
津田 大介
(これを超えるtwitter本は出ないだろう、
とまで発売当初言われた本ですね。
twitterのただの解説本ではなく、
社会的に、ビジネスやメディアなど、
様々な側面から見たタイトルそのものの良本)
「電子書籍の衝撃」佐々木 俊尚
(こちらはちょうど本日読了。
電子書籍、つまりキンドルやipad、グーグルなど、
出版社の行く末や書き手、編集者の行く末、
また音楽についても今ビジネス体系はどのような潮流をなしているか、
というのを明快に書いている実にわかりやすい良本)
「吾妹子哀し」青山光二
(未読のため解説文転載。
「アルツハイマー型認知症で、妻の杏子は記憶を喪いつつあった。
失禁や徘徊を繰り返し、介護にあたる夫の圭介を
当惑させるのだが、齢九十を前にした夫は、老いた妻の姿に、
若い日の愛の想いを甦らせていた。
……おれは何とこの女を愛していたことだろう。
今も愛は生きている。自分の愛に責任を持たなければ――。
実体験に基づく究極の夫婦愛を謳って、川端康成文学賞を受賞した名篇」)
「空間の経験」イーフー・トゥアン/著
(未読。解説転載。
「人間にとって空間とは何か?
それはどんな経験なのだろうか?
また我々は場所にどのような特別の意味を与え、
どのようにして空間と場所を組織だてていくのだろうか?
幼児の身体から建築・都市にいたる空間の諸相を
経験というキータームによって一貫して探究した本書は、
空間と場所を考えるための必読図書である。」)
「共通感覚論 ―― 知の組みかえのために ――」中村 雄二郎
(未読。解説転載。
「共通感覚は視覚や触覚などの諸感覚の統合に関わる
根源的能力である.アリストテレス以来の共通感覚についての
考え方とそれが開示する認識の新たな広がりを再発見し,
現代芸術や言語・時間・場所等の諸問題を解明する.」)
「リバティーンズ マガジン 」
(こちらは隔月発売の雑誌の創刊号ですね。
今回は特集がtwitter最終案内ですが、
なかなか切り口が他誌とは異なる感じを受ける。
中には文科系として著名な人々も多数いたり、
レビューやコーナーそれぞれ、
意外に興味深いものが多数あり、これからが興味深いところです。)
2010年5月14日金曜日
♯183 GW盛岡にて(紀行)
ということで、GWは盛岡に行ってきました。
っていうGWのことを今頃更新するっていうのも、
とんだ神経している私ですが、いやぁ、盛岡いいとこですね。
今までは駅前付近しか行ったことなくて、
こんなに青森より全然完成されているなんて、
さすが都会なだけある!!
そして盛岡には愉快な仲間たちがいる!
ということで、もう楽しみで楽しみで、
そしてちょっと行くのがめんどくさくて・・・
行きは高速を使わず下道をいったわけですが、
自分が極度の方向音痴だということを、
僕はすっかり忘れていました。
8時間くらいかかって到着しました。
高速で東京までだいぶ近づけるくらいの
時間を要した、ということです。恥ずかしい。

さて、上の写真ですが、
ガッツリ系のお前にはこれがおすすめや!
ということで、裏名物「もりおか食堂」のから揚げ定食を食しました。
写真以上に実物はパワフルです。
しかし、このから揚げ&ラーメン&餃子を平らげるおばさん2名が
横にいて、正直驚きを隠せませんでした。
「盛岡は大食い」という市民性があるのか?とも疑ったほどです。



さて、食堂はこの上記の写真「高松の池」の近くにあるわけで、
食事の後は花見に行きました。
いやぁ、東北はGWに桜の見ごろってのが、なにより幸せですな。
桜をみつつ、ヨシタカの高性能カメラと僕の高性能な目で・・・
なんていう感じで時間をゆったりと過ごしつつ、
存分に堪能できたかと思います。


隠れファンがきっと身内にいると思い、
彼らのアップ写真を撮ってきました!
相変わらずです。
存在そのものがすでに頼もしいですね。
みんな獣です。

上記の写真も良いですな。
盛岡いい街!感が存分に出ています。
伝統と文化、街並み、それぞれが相まって、
きちんと街が整っている感じ、ずるいですよね。

そして花見もう一丁!
ということで、盛岡城跡に訪れました。
ここも色々な桜や人を見れて楽しかったです。
あぁ、あと喫茶「クラムボン」にも連れていかれましたね。
なかなか凝ってて、僕らも思わず、
トークに花が咲いてしまいました。
ということで、
このメンバーだとどこに行こうか行くまいが、
楽しいわけですが(それが友達だよね)、
盛岡観光をさせていただいて、
なるほど行った甲斐がありました。
あぁ、また遊びたいぜ!
っていうGWのことを今頃更新するっていうのも、
とんだ神経している私ですが、いやぁ、盛岡いいとこですね。
今までは駅前付近しか行ったことなくて、
こんなに青森より全然完成されているなんて、
さすが都会なだけある!!
そして盛岡には愉快な仲間たちがいる!
ということで、もう楽しみで楽しみで、
そしてちょっと行くのがめんどくさくて・・・
行きは高速を使わず下道をいったわけですが、
自分が極度の方向音痴だということを、
僕はすっかり忘れていました。
8時間くらいかかって到着しました。
高速で東京までだいぶ近づけるくらいの
時間を要した、ということです。恥ずかしい。
さて、上の写真ですが、
ガッツリ系のお前にはこれがおすすめや!
ということで、裏名物「もりおか食堂」のから揚げ定食を食しました。
写真以上に実物はパワフルです。
しかし、このから揚げ&ラーメン&餃子を平らげるおばさん2名が
横にいて、正直驚きを隠せませんでした。
「盛岡は大食い」という市民性があるのか?とも疑ったほどです。
さて、食堂はこの上記の写真「高松の池」の近くにあるわけで、
食事の後は花見に行きました。
いやぁ、東北はGWに桜の見ごろってのが、なにより幸せですな。
桜をみつつ、ヨシタカの高性能カメラと僕の高性能な目で・・・
なんていう感じで時間をゆったりと過ごしつつ、
存分に堪能できたかと思います。
隠れファンがきっと身内にいると思い、
彼らのアップ写真を撮ってきました!
相変わらずです。
存在そのものがすでに頼もしいですね。
みんな獣です。
上記の写真も良いですな。
盛岡いい街!感が存分に出ています。
伝統と文化、街並み、それぞれが相まって、
きちんと街が整っている感じ、ずるいですよね。
そして花見もう一丁!
ということで、盛岡城跡に訪れました。
ここも色々な桜や人を見れて楽しかったです。
あぁ、あと喫茶「クラムボン」にも連れていかれましたね。
なかなか凝ってて、僕らも思わず、
トークに花が咲いてしまいました。
ということで、
このメンバーだとどこに行こうか行くまいが、
楽しいわけですが(それが友達だよね)、
盛岡観光をさせていただいて、
なるほど行った甲斐がありました。
あぁ、また遊びたいぜ!
2010年5月10日月曜日
♯182 工藤冬里&川手直人etc(ライブ観戦記)
ということで、日曜日に、
弘前のゆぱんきさんでライブが催されました。
初めてゆぱんきさんを訪れたわけですが、
今回のライブを行うにあたり、実に適した場所だったのではないかと思います。
工藤冬里さんが見れる!
という情報を、大学時代からお世話になっている、
フミさん(THE STABLES)から聞きつけ、
もう、ずっと楽しみにしていました。
青森に帰省して以来、初のライブ観戦が、
工藤冬里さんだなんて幸せ者です。
という工藤冬里さんなのですが、
思えば、出会いはNOISE「天皇」を、
友人ヨシタカに聞かされてからが、
実質的な出会いだったのかもしれません。
それまではどことなしに、な意識だったのですが、
このときから工藤さんへの目の向け方は変わっていたのではと思います。
さて、会場までは、とても迷いました。
弘前まで車に自転車を積み、
車を駐車してから、悠々自適にサイクリングしつつ、
会場に到着しようなんていう甘ったれた考えが間違いでした。
元来、方向音痴である私は、弘前を何周したかわかりません。
でも、開演には無事間に合うことができ、
まずは、「聞こえないふりをした」の演奏です。
(写真1枚目)
やさしげなエレクトロニック・ドリーミー・ポストロックサウンドは、
十分会場を温かく包み込みました。
バンドメンバー各々の人柄もあってのことだとも思います。
次の出番が工藤冬里さん&川手直人さん&フレンズ、
ということで、メンバーの流動性に特徴のあるマヘルらしい、
というか、マヘルセット、ということにしときましょう。
(写真2,3枚目)
センターに子供を置くあたり、ちょっと憎いですが、
その太鼓&鉄筋担当の子供さえもサウンドに合致してしまう点を見ても、
やっぱり音楽の引き出しが非常に多いことが、
改めて納得させられる、というか説得力があるところです。
子供が、途中で寝転がってしまったり、
川手さんとじゃれあって遊んだりしているところは、
ある種のインプロと言えましょう。
そんな事もあんな事も全部含め、
とても素晴らしい演奏でありました。
続いて、川手さんの演奏で(写真4枚目)、
アコースティックでのライブです。
そもそも、ゆぱんきさんは、
とても小さなスペースなのですが、
川手さんのその演奏は、
見事、会場すべてをやさしく包み込んだことでしょう。
そして、曲名という名のお題目を、
観客に見事に想起させる絶妙な演奏だったと思います。
翌日、仕事がある、という窮屈感を、
見事にはねのけてくれたあの素晴らしき時間は、
非常に忘れがたいものでありました。
あの場を、あの時間を提供していただいた、
ゆぱんきさん、ふみさんには感謝しなくてはいけません。
ということで、良い週末でした。
GWのこと、ラーメン日誌など、
ネタが非常にたまっていますが、
追ってそちらは綴りたいと思います。
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