2009年10月6日火曜日

♯98 音楽(音楽)

The Red Garland Quintet「All Mornin' Long」
(さて、ジャズの名ピアノ奏者であり、
ブルース的要素かつ、うららかなメロディで、
温和な印象を受ける半面、
実はプロボクサーだった!?
という情報もある。今作は57年録音。
ドナルド・バードのトランペット、
ジョン・コルトレーンのテナーサックス、
ジョージ・ジョイナーのベース、
アート・テイラーのドラム。
200円で購入。ラッキーすぎる)


Alvin Lucier「Crossings」
(「クラリネット、室内管弦楽団、オーケストラの作品の3つの作品の中で、
波形の妨害現象を探究しています。
2つ以上の近い音が鳴ると、その音に周期的な振れが起こり、
その速度は音のピッチの間の距離に比例します。
逆により速くなると振れがなくなります。またある条件の下では、
振れが部屋をぐるぐる回るように聞こえるかもしれません。」
巨匠の残したこの見事なインスタレーション、
ゆっくりゆっくりと上昇していく正弦波が
ヘッドホン越しの僕の時間を完全に止めた)


Taku Sugimoto/Annette Krebs「A Duo In Berlin」
(静寂と間で攻める杉本拓だが、
そんな彼とデュオ組んだのはドイツのギタリストAnnette Krebs。
少ない数で爪弾かれるギターの響きと、
電子音、ノイズが静かに即興の下、交わりあう。
なんと心地よいことか。)


Chris Garneau「El Radio」
(あら、ようやくゲットなこの作品。
ニューヨーク在住のSSWは、
見事なまでのポップネスと世界観でもって、
少年のようにひたすらに歌う。)


Funkadelic「Free Your Mind And Your Ass Will Follow」
(1970年の作品なのかな。
ジミヘン影響下のファンクということで、黒い!
ブルース的であり、ファンク色も多少あり、な感じで、
いや今作はどっちかというとブルース色が強いかな、と。
EDDIE HAZELにとりあえず感嘆すべし)


McCoy Tyner「Guitars」
(ジャズ名ピアニストの作品ですね。
ってまずはこの作品での年齢69歳!!
その歳でこの攻め!素晴らしいですな。
5人のギタリストを迎えてます。
Derek Trucks、Bela Fleck、Bill Frisell、
John Scofield、Marc Ribot)


ZA!「Macumba o muerte」
(バルセロナからの3人組。
マスロック的な展開に、民族的パーカッション、
ジャズ的リズムなど、多岐にわたるジャンルでもって、
音楽が終始繰り広げられる。
一時期のNY的なあんな感じの音?)


Neil Young「Mirrorball」
(ニール・ヤングだなんて高校ぶりです。
上の動画は、今作と関係ない曲ですみません、好きなので。
にしても、この素晴らしさをしばらく聞いていなかったのかと思うと、
反省しきりです。やはり彼は偉大なり。
今作はなんとパール・ジャムとの共作っていう。。
SSW好きにも、ロック好きにも、
どちらにもバッチリなアプローチな素晴らしき作品)



Silent Keat「Own Secret Time」
(マレーシア/クアラルンプール在住
ということで、ブレイクビーツを基調としつつ、
なんともメロディアスでアコースティックなサウンドもあったりと、
なかなかキャッチーで素敵な音楽だと思いますよ!)


Grand Salvo「Soil Creatures」
(preservation からメルボルンのSSW
歌声がまた優しいのなんの。
演奏もまた優しいのなんの。
極上の癒しアコースティックサウンド。)


hexlove「want to be nice」
(ZAC NELSONによるプロジェクト。
完全なるアンビエント・ドローン。
一曲約40分の長尺で、
徐々に押し切ってくるこの音の洪水に見事に巻き込まれ―)


GREEN BLOSSOMS 「Whiskey Leaves」
(日本在住のオーストラリア人、Anthony Guerra
とアキコ・コガによるユニットですな。
アコースティック、キラキラ、アンビエンス、ポップ
というようにテニスコーツをすぐさま彷彿。
これはこれで普通に良い)






2 件のコメント:

  1. 最近コンテンポラリーな音楽に目覚めた様な気がするので
    Alvin Lucier、聴いてみます。

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  2. コメントありがたいです。

    Alvin Lucier、ぜひ。
    正弦波を扱うといっても、
    また池田亮司とは違ったアプローチで、
    こちらはこちらで良いかなと。

    それにしても、コメント、ありがとうございます!

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