2009年5月7日木曜日

♯31 GW色々&音源(音楽)

 クソ暇なGWになるんだろうなぁ、
なんて思いながらの先週だったのですが、
嬉しいことに青森から大学時代の友人がやってくるということで、
久々に顔を合わせました。

 代官山、恵比寿、中目黒など、
普段の休日にはクソめんどくさくて行かないところにも、
そのおかげで行くことができたり、
まぁ彼らは色々と東京観光できてよかったんじゃないでしょうか。
そして何より、高円寺がいかに良いかがわかってくれたんじゃないでしょうか。
5連休もあっという間だなぁ。連休はしばらくおあずけですか。


 ということで、GWの感想もほどほどに、
あとは入荷したものをヅラヅラ載せて、
久々の更新を終わります。
更新滞っていた分、たまってるんですわ。。


・入荷した音源

symbiosis orchestra 「live journeys 」
(エクスペリメンタル色のちょっと強い、
若干アクのある面を見せるオーケストラ。
効果的なエレクトロニクスは悪さをも垣間見せる)

Lucky Dragons「Dream Island Laughing Language」
(トランスしちゃってます、なんてふれこみですが、
聞けば聞くほど正体不明なそのサウンドはもう合格!
ポップ?民族音楽?エスノ?エレクトロ?
エレポップ?ローファイ?エクスペリメンタル?
テクノ?ハウス?・・・などなどと
ごちゃまぜサウンドのどれもが一貫して、良質。これは良い。)

The Miserable Rich「Twelve Ways To Count」
(UK発です。アコースティック色強めなロックバンド。
久々にこういうのを入荷した気がします。
ふと、昼下がりに、意外に合う、素晴らしき佳作)

Osso Exótico & Verres Enharmoniques「Folk Cycles」
(ドローン系アーティストOsso Exótico と、
自作のガラス楽器を操るVerres Enharmoniquesの共同作。
ミニマルに徹したサウンドであり、
「響き」をストイックに見つめ続けた良作といえる)

James Blackshaw「Litany of Echoes」
(いっやぁ、これは良い出会い。
UKの若きギタリストによる作品。
12弦のギターを軸に、バイオリンやオルガンなどで
周りを固め、もう鉄板の美しい系サウンド。
終始行き交う美ギター。これは良い)

Koen Holtkamp「Field Rituals」
(旬のMountainsのメンバーのソロ。
この神経質感が良い。
アンビエントであり、エレクトロニカであり、
アコースティックであり、、、
これが、「イマドキ」だと思うね、うん。
この作品には、でも一貫としたものが感じられて
実に潔い。けっこう好き。)

Jon Appleton&DON CHERRY「Human Music」
(69年作の名盤をついに入荷だぜ!
いわゆる電子音meetsジャズ。そして巨匠の二人。
明らかに反則な二人による、
文字通りのフリージャズ。悪いわけがない。)

Autistic Daughters「Uneasy Flowers」
(このバンドとの出会いのきっかけはつまりradian。
radianとpolwechselのメンバーと、
ニュージーランドのギタリストによる作品ということで、
ウィーン率は高いわけですが、まぁ関係ないか。
メンバーから見てまずは外れはないと確信。
ゆらゆらと一貫して静寂はたもたれるが、
そのサウンドは実に表現者然として立派である。大人。)

Level「Opale」
(今年の文句無しの私的名盤となるであろうと予想する、
見事なアンビエント作品。素晴らしい。
サウンド学者?なるほど、それは凄い。
実にその肩書きに説得力をつけるであろう今作。
海中にさまよってるかと思ったぜ、これぞサウンドスケープ。)

Wendt「Unreleased - Music For Visualizers」
(たしかJodi Caveなどを輩出したレーベルから。
エレクトロ作品であり、アンビエントではない。
なぜなら、周波数の高いピリピリ系ノイズを、
色んなところに散りばめやがって、
それが実に耳障りであるからだ。
しかし悔しいが、エレクトロで示した、
このポストインプロ的アティチュードは結構好みなのである)

The Bird Ensemble「Migration」
(ベタやなぁ、お前、めっちゃベタやなぁ、
というノリが終始にわたり続くポストロックバンド。
きちんとしたメンバーを持たないようで、
今作のメンバーは中心となる二人を除き、もういない。
シューゲイズなノリというさらにベタなところを突くわけだが、
そこに流れるメロディは実にアメリカ的であり、
私は「ベタ牧歌シューゲイズ」と呼ぶ)

Luciano Cilio「dell'Universo Assente」
(1983年に自殺により他界してしまったということで、
新作にはもう出会えない悲しい現実をわれわれに突きつけたのが、
このイタリア人作曲家である。
そんな埋もれた音楽を再編集したこの作品が世に出たのは04年。
ようやく手にしました、合掌。
ジム・オルークの言うとおり、ホンっと美しい。美しすぎる。
これも今年の私的名盤に推薦したい1作)

Spirogyra「St. Radigunds」
(71年発表の作品。フォークバンドです。
これがまた実にトンでいます。
女性の美しいボーカルに絡む、男の魔術的ボーカルは、
もうトンで飛んで着地点を見失っているかのようで、
その様は実に愉快であり、実に痛快。
ましてやそこにトラッドが絡むわけで、斬新斬新。
色あせることのないこの作品、このバンド。素晴らしい。
ちなみにこのバンド、スパイロジャイラと読むわけだが、
その意味は、アオミドロ。サイケである)

The Free Pop Electronic Concept「A New Exciting Experience」
(いやぁ、これも穴もの。というか反則物。
電子音meetsファンクといえばいいのだろうかこれは。
こういう試みは逆に6,70年代に多く試みられたでしょう。
先ほどの電子音meetsジャズ然り。
黎明期電子音ポップスに用いられるこの電子音と、
ファンクネス溢れるジャズ?合うねぇ。
アシッド!サイケ!ファンク!!でんし!!!極上の飛び)




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