2010年10月18日月曜日

♯217 モゲラウォグラ(映画)




2007年 日本

ちょっと長いですが、あらすじをキネ旬から引用

「人々は地震の話ばかりしながら、同じことを繰り返すだけの日常を送っていた。
10歳の少年(堀ひかる)は河原で、トンネルのついた秘密基地を
つくっていた。21歳の青年(石上亮)は、狭いダクトを掃除する
アルバイトを始める。ヒロ(宮崎晋太郎)は、川辺にいつもある落とし穴に
落ちてばかりいた。26歳の男(印南俊佑)は、ヒロと野球をすることだけを
楽しみにしていた。ある家の娘(梅舟惟永)は窓を締め切り、
家に閉じこもっている。彼女の45歳になる父親(大杉漣)は
娘と同じ家にいることが耐えられず、コインランドリーで時間をつぶしていた。
65歳の老人(麿赤兒)は、駐車違反の切符を切り続けている。
ラジオから、もうすぐ地震が来るらしいという噂が流れ始める。
人々はかつて犯した失敗を思い出し、繰り返しばかりの日常から
抜け出す必要性を感じて行動を起こし出す。
10歳の少年は、同級生の女の子を自分の秘密基地に誘う。
26歳の男は、ヒロと、ヒロが思いを寄せている女性・カオリ(我妻三輪子)
との仲を取り持とうとする。ダクト掃除のアルバイトを始めた青年は、
地元に住んでいる昔の恋人に会いに電車に乗る。
父親は、娘を外の世界に連れ出すために口を開く。」


ということで、早稲田大学映画研究会と
慶応大学SFC映像研究MOVEによる学生映画、ということみたいです。
応援として、大杉漣と麿赤児が出演してます。

偶然ツタヤで見かけて、本数合わせでなんとなく借りたこの作品。
まぁ雰囲気的に悪そうじゃないかな、と借りたこの作品。

僕はこの作品、嫌いじゃない!
むしろけっこう好きかも!
という感じなのですが、
時間軸の使い方が、あっ、そういう感じね、
という攻め方なので、正直もう一度観ると印象は、
さらにグッと変わってくるかもしれません。

錯綜する様々な人の葛藤と、その結末が、
ラストにどっと押し寄せるように、
流し込まれてくる様は、実に爽快。

パンチの利き具合が、
大商業映画にはないほどよい感じでこれまた好印象。
偶然出会ったこの作品。
偶然に感謝。

モグラ・・・
穴から出てこいよ・・・

へっ、現実ってのは、程よく辛口だぜ。

予告編




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