Reigns「The House on the Causeway」 (こちらはボーカル有りのエレクトロニカ。 イギリス発らしい?のだが、 これ絶対欲しい!と思うでもない、 どちからといえば、好きでない、安物やん! というのが一聴を経ての感想であるが、 『Everything Beyond These Walls Has Been Razed』 という曲が気になりすぎて、頭から離れなくなり、 思わずゲットした、いわばネタもの扱いの1枚。 ただ、今後の展開を気にしてみようかな。)
Ed Askew「Little Eyes」 (71年発表の1枚。 1曲目、ハーモニカからの入りは強烈である。 アシッド・フォークの名盤といえよう。 しかし、アシッド特有の内向的サウンドかと思いきや、 いやはや、そこにある力強さには、実に感嘆する)
Dakota Suite「The End Of Trying」 (昨年末に出た、彼らの新作である。 さて今頃になってなぜ聞こうと思ったか、 それは彼らが7月に来日するからである。 さて、内容だが、ピアノとチェロ中心の楽曲であり、 『The End Of Trying』というタイトルそのままに、 悲しくもあり、そしてその先の光りをも見せつける。 相も変わらず、秀逸な楽曲たちばかりである)
Sun Also Rises「Sun Also Rises」 (70年イギリスから発表された、 こちらもアシッド・フォークの隠れた名作。 男女ボーカルが絡む、 というこの時代よくあるパターンだが、 男のか細げな声と女のハイトーンボイスの絡みは、 どこか異質であった。しかし、聞けば聞くほど、アシッド!!)
Horse Feathers「House With No Home」 (ポートランドからやってきたバンド。 アコースティック調で綴られていくわけだが、 ピーター・ブローデリックの参加は、 クラシカルな佇まいを持たせ、 音楽の質感をグッとあげている。 良質アコースティックミュージックである)
Trapist「Highway My Friend」 (ウィーンからの3人組、ということで、 こちらはRadianのドラマーを中心としたトリオ。 即興演奏に電子音響のミックスである。 静寂さを保つその緊迫感の後、 待ち受けていたのは、美しいメロディーであり、 また、インプロ然としたサウンドに立ち返り、 という緊張の弛緩を迫られる)
Trouble Books「The United Colors of Trouble Books」 (BEXAR BEXAR輩出のOwn Recordsからということで、 そこで想起させられる通りのノスタルジックサウンドである。 ディストーションの中で淡々と歌う曲もあれば、 麗らかな牧歌的ポップソングもあり、 BEXAR BEXARとはまた一味違う、 音楽の質の高さを感じさせる。 これはなかなか良い1枚。アメリカっぽいわぁ)