2009年5月29日金曜日

♯38 ラーメン(グルメ)

 さて、キセルのチケットも買ったし、
仕事も休み取ったし、ウハウハだぜ!
という思いとともに、
今週は体調を崩し(恐らく週末の昼夜逆転生活のせいだ)、
GWに有給を当てたため、秋の帰省のことを考えると、
無駄に休みもとれず、半死状態で日々を過ごす、今時分です。





 上記写真は、南阿佐ヶ谷のラーメン店「CiQUE」
出している、「雉(キジ)出汁のかけ塩ラーメン」
先週末、これ目当てで行ってみたわけだが、
あいにく、品切れ。。。
普通の塩ラーメンを食しました。
大体、ラーメンといったら醤油しか食さない私ではありますが、
今回は塩でいきました。
透きとおる、いやに美しいスープは、
鶏ガラを中心に7種類の香味野菜や煮干しなどから作られているみたいです。
店内のメニューに詳しく書いております。
何であっさりなのに味が、ダシがこんなに濃厚なのか。
素晴らしや、です。今度こそは目的の「雉出汁のかけ塩ラーメン」食べたいです。
店の外観、そして中もオシャレ仕様で、モダンです。


 ・高円寺「はやしまる」
高円寺の人気ラーメン店でしょう。
自家製麺、これがうまい!!
そしてその中でこちらも塩で申し訳ないのですが、
「塩つけめん」こりゃうまかったなぁ。
あっさり感と塩のツンツンと魚介感のミックスの、
ナイスなつけだれは絶妙でした。
また食べたいです。


※おすすめ動画

exploding hearts「I'm Pretender」
(パンク?パワーポップ?
とにかく名曲です。いつ聴いてもかっこいいですな)




2009年5月26日火曜日

♯37 ライブ&etc(音楽)

 行きたいライブを備忘録的な感じで・・・


・参戦濃厚
2009年6月25日(水)OPEN 18:00 / START 19:00
会場:恵比寿LIQUIDROOM
出演:キセル トクマルシューゴ

(今日チケットを買おうかな、と。
そして仕事も休みを取ったぜ、と。)


・参戦再検討
2009年7月29日(wed) at Shibuya O-NEST
OPEN 18:30 / START 19:00
Live :Dakota Suite HELLL 佐立 努
DJ : Thomas Venker (onitor)

(Dakota Suite というかソロでのツアーということで再検討。
もちろん悪いものをみるわけではないだろうが、
なんだか・・・うーん)

・検討中
2009 6/17 wed@nakano heavysick zero
【DOOR】2500YEN(1D)
- DJ -
OLIVE (the Agriculture/NYC)
BING a.k.a.Toshio Kajiwara
Kinka (acca / Key Of Knowledge )

(もちろん目玉は、アンビエントいや、
イルビエントのオリジネイターDJ OLIVE。
見たい!見たい!恐らく平日の遅い時間!無理!)

・検討中
『ギターの日キター!!!』
2009年6月28日(日)OPEN / START 16:00
会場:六本木スーパーデラックス(東京・六本木)
出演:秋山徹次 浅野達彦 戊井昭人 今井和雄 今堀恒雄 
内橋和久 大島輝之 オオルタイチ ククナッケ 佐藤紀雄 
曽我大穂 ツポールヌ 灰野敬二 半野田拓 BUN666 
牧野琢磨 宮下敬一 山本精一 YOSHITAKE EXPE

(純粋に見たい!でも気合いが要りそう。
気合い入れるのとか面倒くさい。
んんん、検討中)

ということで、ライブかぁ。
ベイルートは来ないのかなぁ。



・入荷音源

「The Golden Apples Of The Sun」(コンピ)
(DEVENDRA BANHARTものですな。
参加アーティストもアメリカンなメンツだし。
極端に良くも悪くもないから良い)

Asad Qizilbash「Sarod Recital, Live In Peshawar」
(インドの伝統的な弦楽器、サロードの使い手だそうだ。
長尺トラックが3曲。不思議と良い。
この手のワールドミュージック的サウンドは、
段々くどさを感じるものだが、
こればかりは、よかった。)

Nuno Canavarro「Plux Quba」
(カンナヴァロという名はサッカーだけじゃなかった!
90年代初頭に発見されたポルトガルものの88年産。
Jim O'Rourkeのお気にということで、相変わらず外さないなぁ。
というか、この時代にこういうアンビエントエレクトロニカが、
ポルトガルにあった、ということが何よりもの喜びと面白さ)

The Welcome Wagon「Welcome To The Welcome Wagon」
↑の動画は10秒から始まります。
(思わぬ発見。最高峰のポップスです。
牧歌的というか宗教的というか、それもそのはず、
キリスト教の牧師とその妻によるデュオなのだ。
しかし、それよりもメロディーセンスは珠玉です)




2009年5月22日金曜日

♯36 ラーメンショー(グルメ)

 さて、暖かいというか、暑くなってきましたね。
ていうことは、ていうことはですよ、
そう、フェスの時期ってことですよね。

 音楽フェスよりも、ラーメンフェスでしょ!
っていうのが今の正直な意見です。

 ということで、5月29日(金)~31日(日)
駒沢オリンピック公園にて催されますのは、

「ラーメンShow in Tokyo 」

誰か一緒に行きましょう。
まっ、誰もいかなかったら、
いつもどおり一人でいっちゃいますけど。

今一番の楽しみ、かもしれない。


※おすすめ動画

SONIC YOUTH 「 TEENAGE RIOT」
(高校の時に聞いても、今聞いても、
本当にかっこいい。かっこよすぎる。)




2009年5月21日木曜日

♯35 野球の進化(スポーツ)

 野球はやはりどこまでいっても好きだ。
ニュースはなるべくチェックしたくなって疼くし、
週末はヤフーを介して、
昼過ぎから夕方まで楽天戦をチェックしてから、
外出することがしばしばある。

 今宵もマー君のおかげで楽天は勝利し、
僕も非常に上機嫌なわけだ。

 さて、そんなマー君、6連勝だ。
なぜこんなにも神がかっているのか。
その一つはやはりストレートの進化だろう。

 ダルビッシュのブログを見ていると、
マー君にストレートの投げ方を教えた、と書いてある。
そしてさらに驚くべきは、
同じ球速で、ボールのキレを投げ分けるという技術だ。

 ダルビッシュ自身、
まさかマー君が体得できるとは思っていなかったようだが、
それよりなにより、現代野球の投球技術は、
ここまで、進歩・進化していたのか、ということ。

 剛球を投げ、心身丈夫であること、
という投手象から野球は始まり、 
球が曲がるということが不思議、
という感覚は、投手の現代の骨格を成し、
フォークボールという変化球は、
縦の変化という新たな色を出すことで、
打者の外と内、高と低という、
投球に「幅」というものをもたらした。

 さらに時代は進み、科学が導入される。
これはボールの空気抵抗という変化球の種明かしに成功した。
パームボール、スプリット、チェンジアップ、
何種類もあるスライダー・シュート。ひいては、ナックル。

 時代がさらに進むと、
カットボール、0シーム、2シーム、4シームなどと、
投球技術の細分化が為された。

 これらの進歩過程というもの、
実際ほんの一部であり、フォームやトレーニング、
投球技術など絶え間なく進化は続いている。

 そんな進化の歴史に加えられたのが、
このストレートのキレの調整だ。
これに関しては、まだ種明かしはされていないと思われる。

 打者はボールの真ん中をとらえることが、
バッティングの基本なのだが、
同じ球速のボールでありながら、
キレの違いがあるということは、
タイミングに微妙な変化をもたらし、
加えて、ボールを真ん中でとらえることが、
またひとつ、困難となるわけだ。

 投球とはつまり、打者にボールをとらえられないこと。
そして、いかにそのパーセンテージを低くするか、
ということになる。

 カットボールなどの小さな変化球の登場然り、
現代野球は三振よりも、いかにとらえられないか、
凡打の山を築けるか、にあり、
理想は、9回、27球。これに尽きるわけだ。
つまり、それは、体の疲労をいかに減らすか、
ということにつながる。

 日々進化を遂げる野球の技術の「投球」
について今回はなるべくわかりやすく書いてみた。
やはり、野球ファンは多い方が良いから。

 
※おすすめ動画

高校時代のダルビッシュ
(右打者への外角ストレートが抜群に良い。
今と比べ、やや軟投派だが、やはりポテンシャルは凄い。
そして特筆すべきはやはり、体のしなやかさである)

夏の甲子園2006
(やっぱりこの年の甲子園は良かった。
ほとんどの試合をちゃんと見ていたので、
色々思うものもあり、いつ見ても感動する)




2009年5月17日日曜日

♯34 音楽(音楽)

 今週末は、ホント、何もしなかった気がします。
来週は何かしようと努力しようと思います。

・入荷した音源

Ezekiel Honig「Surfaces Of A Broken Marching Band」
(エレクトロなアンビエンスにビートが加わったそのサウンドは、
BIOSPHEREに似てなくもない。
テクノもしくはIDMにジャンルされてもおかしくはないいが、
どちらかといえばアンビエント寄りな印象を受けるので、
どことなく気に入った1枚だ)

Reigns「The House on the Causeway」
(こちらはボーカル有りのエレクトロニカ。
イギリス発らしい?のだが、
これ絶対欲しい!と思うでもない、
どちからといえば、好きでない、安物やん!
というのが一聴を経ての感想であるが、
『Everything Beyond These Walls Has Been Razed』
という曲が気になりすぎて、頭から離れなくなり、
思わずゲットした、いわばネタもの扱いの1枚。
ただ、今後の展開を気にしてみようかな。)

Ed Askew「Little Eyes」
(71年発表の1枚。
1曲目、ハーモニカからの入りは強烈である。
アシッド・フォークの名盤といえよう。
しかし、アシッド特有の内向的サウンドかと思いきや、
いやはや、そこにある力強さには、実に感嘆する)

Mountains「Mountains」
(Koen Holtkampと Brendon Andereggのユニット。
Koen Holtkampのソロ作がこれまた秀作であったため、
Mountainsの音源は入手必至だったのである。
エレクトロニカ、ドローン、アンビエンスという、
現代の音楽シーンを彩る要素たっぷり詰め込んだそのサウンドは、
しかしまぁ頷けてしまう秀逸さ。
長尺をもって、丁寧に練られたサウンドは、
一つのエレクトロニカ・アンビエンスの本質の一つといえよう)

Elegi「Sistereis」
(ノルウェーから。
さて、その北欧という寒々しい土地、日照時間の短さ。
この音はそれ故なのだろうか、実に暗い。
ドローンよりだが、そこまでいかない、ただただ暗い。
ポスト・クラシカル路線のそのサウンドは、
エクスペリメンタルでもあり、程々の好作である)

Dakota Suite「The End Of Trying」
(昨年末に出た、彼らの新作である。
さて今頃になってなぜ聞こうと思ったか、
それは彼らが7月に来日するからである。
さて、内容だが、ピアノとチェロ中心の楽曲であり、
『The End Of Trying』というタイトルそのままに、
悲しくもあり、そしてその先の光りをも見せつける。
相も変わらず、秀逸な楽曲たちばかりである)

Sharron Kraus「Right Wantonly A-Mumming」
(かのデビット・チベット(current 93)も彼女のファンなのだそうだ。
トラディショナルなフォークに、アシッドさをも同胞したサウンドと、
決して美しすぎない彼女の歌声は、現代において至宝の一つといえよう。
絡みを所々みせる男性のコーラスは、一層趣を抱かせる)

David Thomas Broughton「The Complete Guide To Insufficiency」
(dakota suiteと同郷、リーズからの至高のアコースティックマン。
若年寄ともいえるその風貌から、
何とも美しすぎるメロディーが奏でられる。
『Unmarked Grave』はその中でもさらに涙腺を緩ませる。
本当に、本当にこれは素晴らしい、素晴らしすぎる1枚。
絶対にマストチェック!!!!)

Sun Also Rises「Sun Also Rises」
(70年イギリスから発表された、
こちらもアシッド・フォークの隠れた名作。
男女ボーカルが絡む、
というこの時代よくあるパターンだが、
男のか細げな声と女のハイトーンボイスの絡みは、
どこか異質であった。しかし、聞けば聞くほど、アシッド!!)

Horse Feathers「House With No Home」
(ポートランドからやってきたバンド。
アコースティック調で綴られていくわけだが、
ピーター・ブローデリックの参加は、
クラシカルな佇まいを持たせ、
音楽の質感をグッとあげている。
良質アコースティックミュージックである)

Trapist「Highway My Friend」
(ウィーンからの3人組、ということで、
こちらはRadianのドラマーを中心としたトリオ。
即興演奏に電子音響のミックスである。
静寂さを保つその緊迫感の後、
待ち受けていたのは、美しいメロディーであり、
また、インプロ然としたサウンドに立ち返り、
という緊張の弛緩を迫られる)

Trouble Books「The United Colors of Trouble Books」
(BEXAR BEXAR輩出のOwn Recordsからということで、
そこで想起させられる通りのノスタルジックサウンドである。
ディストーションの中で淡々と歌う曲もあれば、
麗らかな牧歌的ポップソングもあり、
BEXAR BEXARとはまた一味違う、
音楽の質の高さを感じさせる。
これはなかなか良い1枚。アメリカっぽいわぁ)




2009年5月12日火曜日

♯33 幻視ノ貌&NUDE(アート)

 さて、先週の土曜日。
終了間近だ、という展覧「幻視ノ貌」のことを思い出し、
さっそうと準備し、家を出る。

 大島哲以  作田富幸  成田朱希という3人の芸術家。
「見えるはずのないものが見える」
ということに主題が置かれ、
3芸術家の作品は、時代を超え、作風を超え、
実に個性際立つ、逸品ばかりであり、
「芸術家」という、「見えるはずのないものが見える」
といういわゆる一つのカルマをまざまざとみせつけてくれたものでした。

さて、そんな画廊は東京駅前、八重洲にあるわけで、
ちょうどそこから歩いていけるところで催されているのは、
私の大好きな写真家であります、須田一政氏の展覧が、
「プンクトゥム」で見ることができるということで、
こちらも展覧終了間近ということで、
意気揚々と拝見しに行ってきました。

須田一政氏の言葉は、
「ヌード」という主題を的確に指す。

『その曖昧な空間の中で、
繰り返し繰り返し彼女の身体を借り、
極めて趣味的なピントスポットを探り続ける。
まるで、そこにしか探し物が存在していないかのように。
私の写真をなりたたせるのはこの行為にこそあるのだと考えている。』


さて、展覧を見終え、
まだ全然時間があったので、
というより、予定なんて週末にありゃしないので、
気ままに歩きながら、
シメに「INAX ブックギャラリー」に立ち寄る。
主に建築本に特化されてある、セレクトショップです。
ありがたや、なセレクトです。


 そのままズカズカと銀座に入って行こうとも思ったが、
銀座は職場のすぐ近くということで、ここはやめておきました。


※おすすめ動画

Sambassadeur - That Town
(これもまたスウェーデン、北欧。
よく出てくるなぁ、ポップス。
似てるなぁ、ペットショップボーイズに。
だから、割と好きかも。割と)




2009年5月8日金曜日

♯32 早稲田(紀行)


 パソコンの中の写真を眺めていたら、出てきたのが、この1枚。
3月に訪れた早稲田大学の大隈講堂の横の管理室、なのかな。
近代建築の象徴の一つといえる大隈講堂。
柱といい、照明加減といい、申し分ない。
この建物自体のファサードも実に品格に溢れており、
とまぁ、そんな懐かしい一枚です。
※おすすめ動画
(北欧からこういったエレポップがよく出るようになりましたね。
まぁ佳作で、売れることもなさそうですが忘れたくはないですね。)






2009年5月7日木曜日

♯31 GW色々&音源(音楽)

 クソ暇なGWになるんだろうなぁ、
なんて思いながらの先週だったのですが、
嬉しいことに青森から大学時代の友人がやってくるということで、
久々に顔を合わせました。

 代官山、恵比寿、中目黒など、
普段の休日にはクソめんどくさくて行かないところにも、
そのおかげで行くことができたり、
まぁ彼らは色々と東京観光できてよかったんじゃないでしょうか。
そして何より、高円寺がいかに良いかがわかってくれたんじゃないでしょうか。
5連休もあっという間だなぁ。連休はしばらくおあずけですか。


 ということで、GWの感想もほどほどに、
あとは入荷したものをヅラヅラ載せて、
久々の更新を終わります。
更新滞っていた分、たまってるんですわ。。


・入荷した音源

symbiosis orchestra 「live journeys 」
(エクスペリメンタル色のちょっと強い、
若干アクのある面を見せるオーケストラ。
効果的なエレクトロニクスは悪さをも垣間見せる)

Lucky Dragons「Dream Island Laughing Language」
(トランスしちゃってます、なんてふれこみですが、
聞けば聞くほど正体不明なそのサウンドはもう合格!
ポップ?民族音楽?エスノ?エレクトロ?
エレポップ?ローファイ?エクスペリメンタル?
テクノ?ハウス?・・・などなどと
ごちゃまぜサウンドのどれもが一貫して、良質。これは良い。)

The Miserable Rich「Twelve Ways To Count」
(UK発です。アコースティック色強めなロックバンド。
久々にこういうのを入荷した気がします。
ふと、昼下がりに、意外に合う、素晴らしき佳作)

Osso Exótico & Verres Enharmoniques「Folk Cycles」
(ドローン系アーティストOsso Exótico と、
自作のガラス楽器を操るVerres Enharmoniquesの共同作。
ミニマルに徹したサウンドであり、
「響き」をストイックに見つめ続けた良作といえる)

James Blackshaw「Litany of Echoes」
(いっやぁ、これは良い出会い。
UKの若きギタリストによる作品。
12弦のギターを軸に、バイオリンやオルガンなどで
周りを固め、もう鉄板の美しい系サウンド。
終始行き交う美ギター。これは良い)

Koen Holtkamp「Field Rituals」
(旬のMountainsのメンバーのソロ。
この神経質感が良い。
アンビエントであり、エレクトロニカであり、
アコースティックであり、、、
これが、「イマドキ」だと思うね、うん。
この作品には、でも一貫としたものが感じられて
実に潔い。けっこう好き。)

Jon Appleton&DON CHERRY「Human Music」
(69年作の名盤をついに入荷だぜ!
いわゆる電子音meetsジャズ。そして巨匠の二人。
明らかに反則な二人による、
文字通りのフリージャズ。悪いわけがない。)

Autistic Daughters「Uneasy Flowers」
(このバンドとの出会いのきっかけはつまりradian。
radianとpolwechselのメンバーと、
ニュージーランドのギタリストによる作品ということで、
ウィーン率は高いわけですが、まぁ関係ないか。
メンバーから見てまずは外れはないと確信。
ゆらゆらと一貫して静寂はたもたれるが、
そのサウンドは実に表現者然として立派である。大人。)

Level「Opale」
(今年の文句無しの私的名盤となるであろうと予想する、
見事なアンビエント作品。素晴らしい。
サウンド学者?なるほど、それは凄い。
実にその肩書きに説得力をつけるであろう今作。
海中にさまよってるかと思ったぜ、これぞサウンドスケープ。)

Wendt「Unreleased - Music For Visualizers」
(たしかJodi Caveなどを輩出したレーベルから。
エレクトロ作品であり、アンビエントではない。
なぜなら、周波数の高いピリピリ系ノイズを、
色んなところに散りばめやがって、
それが実に耳障りであるからだ。
しかし悔しいが、エレクトロで示した、
このポストインプロ的アティチュードは結構好みなのである)

The Bird Ensemble「Migration」
(ベタやなぁ、お前、めっちゃベタやなぁ、
というノリが終始にわたり続くポストロックバンド。
きちんとしたメンバーを持たないようで、
今作のメンバーは中心となる二人を除き、もういない。
シューゲイズなノリというさらにベタなところを突くわけだが、
そこに流れるメロディは実にアメリカ的であり、
私は「ベタ牧歌シューゲイズ」と呼ぶ)

Luciano Cilio「dell'Universo Assente」
(1983年に自殺により他界してしまったということで、
新作にはもう出会えない悲しい現実をわれわれに突きつけたのが、
このイタリア人作曲家である。
そんな埋もれた音楽を再編集したこの作品が世に出たのは04年。
ようやく手にしました、合掌。
ジム・オルークの言うとおり、ホンっと美しい。美しすぎる。
これも今年の私的名盤に推薦したい1作)

Spirogyra「St. Radigunds」
(71年発表の作品。フォークバンドです。
これがまた実にトンでいます。
女性の美しいボーカルに絡む、男の魔術的ボーカルは、
もうトンで飛んで着地点を見失っているかのようで、
その様は実に愉快であり、実に痛快。
ましてやそこにトラッドが絡むわけで、斬新斬新。
色あせることのないこの作品、このバンド。素晴らしい。
ちなみにこのバンド、スパイロジャイラと読むわけだが、
その意味は、アオミドロ。サイケである)

The Free Pop Electronic Concept「A New Exciting Experience」
(いやぁ、これも穴もの。というか反則物。
電子音meetsファンクといえばいいのだろうかこれは。
こういう試みは逆に6,70年代に多く試みられたでしょう。
先ほどの電子音meetsジャズ然り。
黎明期電子音ポップスに用いられるこの電子音と、
ファンクネス溢れるジャズ?合うねぇ。
アシッド!サイケ!ファンク!!でんし!!!極上の飛び)