2010年9月22日水曜日

♯209 扉をたたく人(映画)




2007年アメリカ
監督 トム・マッカーシー
主演 リチャード・ジェンキンス


妻を亡くし、孤独となり心を閉ざしていたとある教授のもとに、
移民が現れる(たしかシリアとセネガルのカップルだったと思う)。

そんな異色な交流のもと、
若き青年にジャンべを教わりながら、
絆を深め、シーンは展開していくのだが、
青年はふとした事件(事故?)から国外退去を命じられる。

簡単にいうとそんな感じのヒューマンドラマなわけですが、
いやぁ、この作品なかなか良かったです。
本当は映画館で観たかった作品だったのですが、
うん、映画館でぜひ観たかった。

異色の交流が育んだそのあたたかい関係は、
ストーリー上、そして私たちにも共感を促し、
時間を見事に忘れさせてくれた。
心閉ざされた教授の体内に、
「リズム」が植えつけられていく様は、
思い出すだけで心があたたまる。

笑顔や怒り、一挙手一投足、
感情表現はものの見事に体現せられ、
ストーリーに見事に吸い込まれた。
リアリティを追うより、
もちろんエンターテイメントとしてこの作品は
まずとらえるべきだ。

そう捉えていただけるのなら、
心底この作品をオススメしましょう。


予告編をどうぞ





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