2009年3月29日日曜日

♯20 ヨシタカ(雑記)

 友人、ヨシタカがとうとう東京を出て行きました。
わずか2年のうちに様々な思い出ができたもので、
映画鑑賞会をケーヤと私とヨシタカで結成したものの、
三人同時期に彼女ができるという奇跡的な運命は、
その活動、たった2回という結果をもたらした。

 その後、私とヨシタカは同時期にその女と別れるという、
SHAZNA 改め 絆を感じさせた。

 その後お互い、か弱い心、ブレークハートを、私たちは、
京都旅行、早稲田探訪、豆腐、餃子、酒、定食屋、中華料理屋、
四丁目カフェ、スモールミュージックに通うことで忘れようとした。

 そんなある日、彼は歌いだす。

「ロック!パンク!ロックパンク!!!」

 道すがら前を通り過ぎたロックテイストな男にぶちまけた、
完全にダサさしか残すことのない、彼なりのロックパンク讃歌だ。
ちなみに上記にあるフレーズを50回繰り返すんだ、
と彼は後日談として、ほくそ笑みながら語っていた。

 いつしか、

radioheadの「Nude」 と キセルの「ベガ」は、

私たち二人、トポロジーというか共通な・・・
いやただ二人「やっぱこの歌いいわぁ。」
と毎回語り合うようになった。この歌のチョイスはさみしい男の象徴といえよう。
またそんな我らにはさらにハンバートハンバートが通底していた。

 などなどもっと深々と書こうとも思ったが、
1か月に2度は東京に遊びに来るだろう彼に、
これ以上思い出を書き連ねる必要は全くなく、
むしろこの記事すら書く必要ないのでは、とも段々と思ってきた。

 しかし、まぁ少なからず、この2年のうち、
私に最も多くの刺激と好奇を与えてくれたのは、
間違いなく彼であり、そんな彼にもう少し必要なのは、
やはり「ミーハー心」だろう。
この「ミーハー心」の足りないやつで、
つまらない奴を幾度と見てきたからだ。

 でも、あの、「ロックパンク讃歌」は、永遠なるミーハー讃歌であり、
ひとつの表明ともいえる。
 底知れぬ、キャパシティは、もっと彼自身、そして周囲の者を面白くさせてくれるだろう。




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