というより、本ブログにおいては、お久しぶりです。
という挨拶の方が適してるのでしょうか、
というほどに久々の更新です。
今年はくじけず、たまに更新したいものです。
横着な性格は直りそうもありませんが、
またこうやって更新していきます。
ということで、2012年の映画ベスト10でも。
今年みれた作品は60〜70作品と少ないながら、
そして2012年上映に限らず、今年見た新しめのものでのランキング
となっていますので、ご了承ください。
では、さっそくベスト10からいってみましょう。
10位「ベルフラワー」
(ため息が出る程、クソで最悪でツラくて哀しくて甘くてクールだけど
やっぱりどうしようもない、が故に愛すべき作品for menって感じ。
思えばなかなか理不尽だし、何なんだろって思うけれども、
本作に漂う不快感はもはや痛快であり、
それは僕にとって映画的に大いにプラスに働いた。
なかなか衝撃度の高い作品で、正直このランキングを書いている気分によっては
もっと順位を上げていてもおかしくない作品だった。)
9位「裏切りのサーカス」
(一回見ただけではなかなかディテールは理解できてなかった。
たくさんの情報を濃密に押し込み、見る方はもう大変でした。
一時も目を離せませんし、なかなか頭も混乱するけど、
最終的には合点がいく。それでも、それでも面白いしかっこいい。
見れば見るほど、本作の評価は上がるだろう。
実に完成度の高い、スマートなサスペンスだった。
トム・ハーディは旬である。)
8位「アウトレイジ ビヨンド」
(とはいえ、本作は、前作と合わせてこの順位になる。
テンポ良い喋くりというか罵り合い展開かと思ったら違った。
そんな中、たけしと中野が花菱会を訪れた時の
中野、たけしと塩見三省、西田敏行のかけ合いは震えるほどに興奮した。
それだけでもファンの僕からすれば星4つは妥当といえる。
ガタガタ言わねぇで黙って見やがれバカ野郎、って感じなんです。)
7位「DRIVE」
(冒頭の運転シーンで心掴まれたらもう止まらないですね。
このカーチェイスシーンは必見です。これなんです!!
そしてキスシーンももはや伝説的といっても良い位の印象でした。
というこの2点だけでも本作はもはや至高。
ニコラス•ウィンディング•レフン監督のこれ以上ない名刺変わりとなる作品です。)
6位「50/50 フィフティ・フィフティ」
(ガン克服に関するストーリーをコメディタッチで描いているのですが、
その軽快さが実に素晴らしい。ただし、この予告編ではそのうまいバランスが
いまいち伝わらないなと感じます。まずは鑑賞してみてください。
ジョセフゴードンレヴィットの抑えた演技とエモーショナルの爆発の
シーンなんかはもう僕は唸ってましたね。素晴らしいです。
好きすぎて今年で3回は鑑賞しました)
5位「ヒミズ」
(ヒミズという人気原作をどう調理するか。
園子温監督の作家性はどう転ぶか。
そんな監督の用意した染谷氏と二階堂氏2人の主演は、
見事にこのエネルギーそのものとなった。
震災を絡めた描写とラストシーンの描写が、
非常に多くの賛否の嵐となったわけだが、
僕はとても、とても心を突き動かされた。
ラストのメッセージには、涙さえした。
「今描く原作ヒミズを通した映画ヒミズ」は、これしかない)
4位「悪の教典」
(伊藤英明あっぱれですね。彼の評価はこれでまたうなぎのぼり!
はすみん!はすみん!まさに適役でした。
人物背景の深部に立ち入ることはなかったけど、殺戮で魅せまくりました。
悪く捉えられれば、内容は薄いとか言われそうですね。
中盤以降、それでも僕はずっとひきつけられてました。
とにかく人を殺しまくります。そんな殺す時も映画自体は軽快で、
サイコパスの人の殺す時の心理ってまさにそんな感じなのかな、
とか思うとゾッとしますね。あまりに軽快過ぎて本当に面白かった。
けれど、不快な人はとことん不快にさせる作品でもあります)
3位「おおかみこどもの雨と雪」
(文句なしに素晴らしかった。ディテールへのツッコミ多数だが、
余計なツッコミをいちいち入れるのは本作においてアホらしい。
その姿にその思いに純粋に感動しよう。
何度も観たいシーンはたくさんあったし、
その地にそのシーンに見事にハマり引き立てる音楽。
大人も子供も勇気だけでなく、色んなことを考えるきっかけを与える
大事な作品なんじゃないかと思います。
至高とも言えるシーンの数々、本当に美しい。
何度も何度も泣ける。特別、映画として盛り上がる場面っていうのは、
用意されていないにもかかわらず、こんなにも涙が流れてきてしまうとは。。
肯定されまくったまさにアニメならではのファンタジーストーリーは、
こんなにも平和で心清らかになるのか、と。大好きです。)
2位「桐島、部活やめるってよ」
(2012年、もっとも話題になった作品はこれでしょう。
本当に作品として最高でした。DVD購入しますよね、こりゃ。
ここまであの学生時代特有の行動、心理を描くことで、
観ている人々の心をえぐりまくる作品はなかなか無いでしょう。
それゆえに人に語りたくなり、うおぉ!とか思いながら思い返してみたり。。
大団円のシーンや大後寿々花の目線の演技、
とにかく隅から隅まで素晴らしかったんです。
最高の完成度をもった作品でした。
本作はそしてたくさんの視点を有していますね。
あなたは誰の視点だったでしょうか?
「出来る奴は何でもできるし、できない奴は何にもできないってだけの話だろ」
学生時代にこれを悟ることの実に寂しく悲しいことよ。
ただただ好きなことに夢中であることの輝かしいことよ。
とにかく、見て感じて語り合いたい作品でした。)
1位「この空の花 長岡花火物語」
(もはやこの作品の価値というのは、
1位とかそういうレベルの話ではない。
独特なカットと演出、セリフ回しの連続。
そしてクライマックスにおいて無意識にとめどなく流れる大量の涙。
大林監督も言うように、本作には大量の涙が流れるような
装置がたくさん用意されているわけだ。
震災以後に生まれた奇跡的な作品といえます。
もう、本当にこんな映画体験はない、と言い切れるほどの鑑賞でした。
のちにDVDとなり、また多くの人に愛されていくことでしょうが、
本作は映画館で見て大輪の花を咲かせる作品だと思う。
上映館数はさほど多くはなかったので、それでも多くの人にみてもらいたい。
大林監督、ありがとうございました。)
以上でした。
補足的に時点をさらっと挙げて、終わります。
「ブロンソン」
「人生はビギナーズ」
「ヤング≒アダルト」
「アーティスト」
「宇宙人ポール」
といったところでしょうか。
トップ10からこの次点までは、どれも好きな作品といえますね。
お暇な時にでもこれを参考にしてDVD鑑賞してみてください。
それでは。
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