2011年12月7日水曜日
♯273 漫画
原作・山上たつひこ
作画・いがらしみきお
1巻がつい先日発売され、話題になり、
あぁ読みたいなぁ、と思っていたのですが、
ようやく読むことができました。
かつて凶悪犯罪を犯した11人の元受刑者を、
地方都市で極秘に受け入れ、
一般人とともに生活させる、というお話。
極秘計画を知るのは市長含め3人。
それゆえ、市民にバレぬようヒヤヒヤしながら
彼らを見届けなければいけないこの3人。
いつ何をしでかすのか、市民にバレないか、
その元受刑者の犯した残虐な犯罪の描写を
交えながら話が進むので、
読むこちらもとてもヒヤヒヤさせられます。
そしてまた犯罪描写もなかなか残虐で、
より一層この作品に緊張感をもたらします。
なにはともあれ、作品として実に面白い!
とても続きが気になる作品です。
原作・浅田次郎
漫画・ながやす巧
こちらも先日、第3巻が発売されました。
これはもう1巻発売時から大ファンで、
というかもう原作から傑作ですので、
そして漫画はながやす先生なので、
当然期待大だったわけで、
そんな期待に見事にこたえてくれたので、
僕は一瞬でこの作品のファンになっていたわけです。
南部藩出身で新撰組に属した吉村貫一郎を描く本作。
貧乏の出で、剣は強く、頭も良い。
そして愛する妻に子。
銭にはなによりもの執念があった。
不器用さでありながら、
何よりも愛する者に一途であり、
その懸命さと執念は、
人間離れしているようにも思えるし、
ともすれば人間味に溢れすぎてもいる。
キャラクターとしては実に描きがいがあるだろう。
それを料理するのはながやす巧。
最高の話に最高の画。
贅沢極まりないこの作品を見逃さないわけにはいきませんよ。
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