2011年12月26日月曜日

♯275 2011私的映画ランク(映画)

ということで、勝手にこっそりと・・・。

2011年上映というか、
2011年にみた作品ということで。。。

このブログで書けたものから、
タイミングが合わず書けてないものまで。。

ということで、

10位 「スプライス」
(トラウマに残るような作品でした。
インパクト大でした。)

9位 「キッズ・オールライト」
(ツッコミどころも満載だけど、
全体として悪くないんじゃないかな)

8位 「ザ・ファイター」
(クリスチャン・ベールかっこいいし、
その他キャラクターも実話と思えぬほど濃い)

7位 「冷たい熱帯魚」
(衝撃とテンポの良さと、
正直言うとこないほどのオリジナリティ)

6位 「マネーボール」
(ブラピもそうだけど、
なによりジョナ・ヒルありがとう。
ていうか単純に素晴らしい作品。
野球だけどこってりじゃなくあっさりです)

5位 「ブルーバレンタイン」
(愛する人が離れていく本作では、
トラウマになる人続出。
ハマる人はガッツリはまるはず)

4位 「英国王のスピーチ」
(抑え目だけど、良い作品です。
イギリスだから成し得る作品です。)

3位 「X-MEN-ファーストジェネレーション」
(シリーズを見たことなかった僕ですら、
胸が熱くなった作品です。ぜひ)

2位 「ソーシャルネットワーク」
(あのラストが今でも忘れられません。
あのラストとそのためのストーリーで、
そりゃ2位になっちゃいますよ。
いやいやキャストに最高の脚本に、
もう最高のグルーヴ。

1位 「スプリング・フィーバー」
(1位が2010年の作品ですみません。
だけど、これがなによりも後味をひきすぎて。。
がっつり空虚になってください。)


次点 
「その街のこども 劇場版」
「阪急電車」


あっさりしたコメントともにベスト10でした。
また来年も映画にお世話になります。

2011年12月21日水曜日

♯274 キッズ・オールライト(映画)


2010年 アメリカ
監督 リサ・チェンデンコ
出演 アネット・ベニング、ジュリアン・ムーアほか

あらすじ

18歳のジョニ(ミア・ワシコウスカ)は、
自分の母親ニック(アネット・ベニング)、
同じ父親を持つ15歳の弟・レイザー(ジョシュ・ハッチャーソン)、
そしてレイザーの母親ジュールス(ジュリアン・ムーア)の4人暮らし。
ママ二人と姉弟という家族で、仲良く、
楽しく愛情に満ちた生活を送っている。
しかし、大学進学のための一人暮らしを機にジョニは、
まだ会ったことのない自分たちの医学上の父親・ポール(マーク・ラファロ)に
興味を持ち、レイザーと共にこっそり会いに行くことに。
オーガニックレストランを経営し、
気ままな独身生活をするポールに親しみを感じた二人。
しかし、ニックとジュールスにもポールのことがばれたことから、
家族に少し異変が起き始める……。」




 気になってたんだけど、見れてなかった作品。
OPからVampire weekend「Cousins」で、
ちょっと、おっ!ってなりました。






 設定は、母2人とその子ども2人の4人暮らし。
母の2人はつまりは同性愛。
腹違いの2人の子どもは、
精子ドナーの(つまりは医学上の父親)男に会い、
そこからの家族ドラマ、という感じですね。


 男に会うたび子供たちは親しみを感じる。
一方、ニックとの関係に不満を感じたジュールスは、
その男と会ううち、関係を結んでしまう。


 女同士の同性愛なんですが、
いわゆる浮気の発見の着眼点が、
やはり女性目線なんですね。
そこが何か興味深かったですね。


 基本はユーモアなので、
同性愛とかそういうテーマを重く見ず、
いわゆる家族モノとして楽しむと良いでしょう。


 面白いんだけど、
でもやっぱりあの男が何か可哀想でした。
もう5人で暮らしちゃいなよ、
とか思っちゃったりもしたわけでした。


 でも面白いですよ。


予告



2011年12月7日水曜日

♯273 漫画


原作・山上たつひこ
作画・いがらしみきお


1巻がつい先日発売され、話題になり、
あぁ読みたいなぁ、と思っていたのですが、
ようやく読むことができました。


かつて凶悪犯罪を犯した11人の元受刑者を、
地方都市で極秘に受け入れ、
一般人とともに生活させる、というお話。


極秘計画を知るのは市長含め3人。
それゆえ、市民にバレぬようヒヤヒヤしながら
彼らを見届けなければいけないこの3人。


いつ何をしでかすのか、市民にバレないか、
その元受刑者の犯した残虐な犯罪の描写を
交えながら話が進むので、
読むこちらもとてもヒヤヒヤさせられます。


そしてまた犯罪描写もなかなか残虐で、
より一層この作品に緊張感をもたらします。


なにはともあれ、作品として実に面白い!
とても続きが気になる作品です。






原作・浅田次郎
漫画・ながやす巧




こちらも先日、第3巻が発売されました。
これはもう1巻発売時から大ファンで、
というかもう原作から傑作ですので、
そして漫画はながやす先生なので、
当然期待大だったわけで、
そんな期待に見事にこたえてくれたので、
僕は一瞬でこの作品のファンになっていたわけです。


南部藩出身で新撰組に属した吉村貫一郎を描く本作。
貧乏の出で、剣は強く、頭も良い。
そして愛する妻に子。
銭にはなによりもの執念があった。


不器用さでありながら、
何よりも愛する者に一途であり、
その懸命さと執念は、
人間離れしているようにも思えるし、
ともすれば人間味に溢れすぎてもいる。


キャラクターとしては実に描きがいがあるだろう。
それを料理するのはながやす巧。
最高の話に最高の画。
贅沢極まりないこの作品を見逃さないわけにはいきませんよ。