2011年8月27日土曜日

♯261 リトル・ミス・サンシャイン(映画)


 
2006年 アメリカ
監督 ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファリス
出演 グレッグ・キニア、トニ・コレットほか


あらすじ
「アリゾナに住む小太りなメガネ少女・オリーヴの夢は、
ビューティー・クィーンになる事。
コンテストのビデオを研究したり、大好きなおじいちゃん指導の元、
ダンスを特訓したりと訓練に余念がない。
そんな彼女の元に、朗報が舞い込む。
カリフォルニアで行われる
“リトル・ミス・サンシャイン”コンテストに
繰り上げ参加が決定したのだ!問題だらけのフーヴァー家は、
家族6人ミニバスに乗り込み、一路コンテスト会場を目指すが…?!」


 過剰なまでに「勝ち組」を意識する父親(実際勝ち組じゃない)、
色弱で目指すものを失っている長男、
ゲイのおじさんは失恋の上、仕事でもガタガタ、
おじいさんはヘロイン中毒、
というトンデモ家族に囲まれる少女は、
ミスコンに夢中。

 そんな家族が、ミスコン会場へ向かう珍道中を
描いたのが本作となるわけなんですが、
この珍道中がまた面白い面白い!

 ユーモアセンスがなんて絶妙なんでしょう!
それでいて、トンデモ家族のみんなも、
ケンカやハプニングを繰り返しながらも、
実に愛に溢れていて、おもわず笑い泣きしてしまう
素晴らしい作品となっております。
人気があるのもうなずける!!

 少女の見た目も実に愛らしい。
これでミスコン!?というほどのポッチャリ具合と
眼鏡姿が本作のコミカルベースに実にハマる!!

 見ていて時間が過ぎるのをまったく感じさせない
リズムとセンスに溢れる泣き笑い。
押すとこは押すし引くとこは引いてますし。

 あとアメリカ色がすごいです。
んまぁ珍道中ものは、えてしてアメリカなんですが、
随所にみられるアメリカ色は、
たとえ悲しみが背景にあっても、
ポジティブにさせる不思議なものがありますね。

 ということで、おススメです。
みんな見たことあるかもしれないけど、おススメです。

 とにかく楽しい。
ホント、最低な人たちだし、
絶対設定的にあぁはなりたくないけど、
あのように大きな愛とみんなで泣き笑える、
家族という形は、最高だよね。

最低で最高です。

予告編





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