細々と備忘録的なブログとなっています。
https://ongakusaiteni.hatenablog.jp/
よろしくお願いいたします。
2019年3月7日木曜日
2013年1月6日日曜日
♯298 2012年映画トップ10
あけましておめでとうございます。
というより、本ブログにおいては、お久しぶりです。
という挨拶の方が適してるのでしょうか、
というほどに久々の更新です。
今年はくじけず、たまに更新したいものです。
横着な性格は直りそうもありませんが、
またこうやって更新していきます。
ということで、2012年の映画ベスト10でも。
今年みれた作品は60〜70作品と少ないながら、
そして2012年上映に限らず、今年見た新しめのものでのランキング
となっていますので、ご了承ください。
では、さっそくベスト10からいってみましょう。
10位「ベルフラワー」
(ため息が出る程、クソで最悪でツラくて哀しくて甘くてクールだけど
やっぱりどうしようもない、が故に愛すべき作品for menって感じ。
思えばなかなか理不尽だし、何なんだろって思うけれども、
本作に漂う不快感はもはや痛快であり、
それは僕にとって映画的に大いにプラスに働いた。
なかなか衝撃度の高い作品で、正直このランキングを書いている気分によっては
もっと順位を上げていてもおかしくない作品だった。)
9位「裏切りのサーカス」
(一回見ただけではなかなかディテールは理解できてなかった。
たくさんの情報を濃密に押し込み、見る方はもう大変でした。
一時も目を離せませんし、なかなか頭も混乱するけど、
最終的には合点がいく。それでも、それでも面白いしかっこいい。
見れば見るほど、本作の評価は上がるだろう。
実に完成度の高い、スマートなサスペンスだった。
トム・ハーディは旬である。)
8位「アウトレイジ ビヨンド」
(とはいえ、本作は、前作と合わせてこの順位になる。
テンポ良い喋くりというか罵り合い展開かと思ったら違った。
そんな中、たけしと中野が花菱会を訪れた時の
中野、たけしと塩見三省、西田敏行のかけ合いは震えるほどに興奮した。
それだけでもファンの僕からすれば星4つは妥当といえる。
ガタガタ言わねぇで黙って見やがれバカ野郎、って感じなんです。)
7位「DRIVE」
(冒頭の運転シーンで心掴まれたらもう止まらないですね。
このカーチェイスシーンは必見です。これなんです!!
そしてキスシーンももはや伝説的といっても良い位の印象でした。
というこの2点だけでも本作はもはや至高。
ニコラス•ウィンディング•レフン監督のこれ以上ない名刺変わりとなる作品です。)
6位「50/50 フィフティ・フィフティ」
(ガン克服に関するストーリーをコメディタッチで描いているのですが、
その軽快さが実に素晴らしい。ただし、この予告編ではそのうまいバランスが
いまいち伝わらないなと感じます。まずは鑑賞してみてください。
ジョセフゴードンレヴィットの抑えた演技とエモーショナルの爆発の
シーンなんかはもう僕は唸ってましたね。素晴らしいです。
好きすぎて今年で3回は鑑賞しました)
5位「ヒミズ」
(ヒミズという人気原作をどう調理するか。
園子温監督の作家性はどう転ぶか。
そんな監督の用意した染谷氏と二階堂氏2人の主演は、
見事にこのエネルギーそのものとなった。
震災を絡めた描写とラストシーンの描写が、
非常に多くの賛否の嵐となったわけだが、
僕はとても、とても心を突き動かされた。
ラストのメッセージには、涙さえした。
「今描く原作ヒミズを通した映画ヒミズ」は、これしかない)
4位「悪の教典」
(伊藤英明あっぱれですね。彼の評価はこれでまたうなぎのぼり!
はすみん!はすみん!まさに適役でした。
人物背景の深部に立ち入ることはなかったけど、殺戮で魅せまくりました。
悪く捉えられれば、内容は薄いとか言われそうですね。
中盤以降、それでも僕はずっとひきつけられてました。
とにかく人を殺しまくります。そんな殺す時も映画自体は軽快で、
サイコパスの人の殺す時の心理ってまさにそんな感じなのかな、
とか思うとゾッとしますね。あまりに軽快過ぎて本当に面白かった。
けれど、不快な人はとことん不快にさせる作品でもあります)
3位「おおかみこどもの雨と雪」
(文句なしに素晴らしかった。ディテールへのツッコミ多数だが、
余計なツッコミをいちいち入れるのは本作においてアホらしい。
その姿にその思いに純粋に感動しよう。
何度も観たいシーンはたくさんあったし、
その地にそのシーンに見事にハマり引き立てる音楽。
大人も子供も勇気だけでなく、色んなことを考えるきっかけを与える
大事な作品なんじゃないかと思います。
至高とも言えるシーンの数々、本当に美しい。
何度も何度も泣ける。特別、映画として盛り上がる場面っていうのは、
用意されていないにもかかわらず、こんなにも涙が流れてきてしまうとは。。
肯定されまくったまさにアニメならではのファンタジーストーリーは、
こんなにも平和で心清らかになるのか、と。大好きです。)
2位「桐島、部活やめるってよ」
(2012年、もっとも話題になった作品はこれでしょう。
本当に作品として最高でした。DVD購入しますよね、こりゃ。
ここまであの学生時代特有の行動、心理を描くことで、
観ている人々の心をえぐりまくる作品はなかなか無いでしょう。
それゆえに人に語りたくなり、うおぉ!とか思いながら思い返してみたり。。
大団円のシーンや大後寿々花の目線の演技、
とにかく隅から隅まで素晴らしかったんです。
最高の完成度をもった作品でした。
本作はそしてたくさんの視点を有していますね。
あなたは誰の視点だったでしょうか?
「出来る奴は何でもできるし、できない奴は何にもできないってだけの話だろ」
学生時代にこれを悟ることの実に寂しく悲しいことよ。
ただただ好きなことに夢中であることの輝かしいことよ。
とにかく、見て感じて語り合いたい作品でした。)
1位「この空の花 長岡花火物語」
(もはやこの作品の価値というのは、
1位とかそういうレベルの話ではない。
独特なカットと演出、セリフ回しの連続。
そしてクライマックスにおいて無意識にとめどなく流れる大量の涙。
大林監督も言うように、本作には大量の涙が流れるような
装置がたくさん用意されているわけだ。
震災以後に生まれた奇跡的な作品といえます。
もう、本当にこんな映画体験はない、と言い切れるほどの鑑賞でした。
のちにDVDとなり、また多くの人に愛されていくことでしょうが、
本作は映画館で見て大輪の花を咲かせる作品だと思う。
上映館数はさほど多くはなかったので、それでも多くの人にみてもらいたい。
大林監督、ありがとうございました。)
以上でした。
補足的に時点をさらっと挙げて、終わります。
「ブロンソン」
「人生はビギナーズ」
「ヤング≒アダルト」
「アーティスト」
「宇宙人ポール」
といったところでしょうか。
トップ10からこの次点までは、どれも好きな作品といえますね。
お暇な時にでもこれを参考にしてDVD鑑賞してみてください。
それでは。
というより、本ブログにおいては、お久しぶりです。
という挨拶の方が適してるのでしょうか、
というほどに久々の更新です。
今年はくじけず、たまに更新したいものです。
横着な性格は直りそうもありませんが、
またこうやって更新していきます。
ということで、2012年の映画ベスト10でも。
今年みれた作品は60〜70作品と少ないながら、
そして2012年上映に限らず、今年見た新しめのものでのランキング
となっていますので、ご了承ください。
では、さっそくベスト10からいってみましょう。
10位「ベルフラワー」
(ため息が出る程、クソで最悪でツラくて哀しくて甘くてクールだけど
やっぱりどうしようもない、が故に愛すべき作品for menって感じ。
思えばなかなか理不尽だし、何なんだろって思うけれども、
本作に漂う不快感はもはや痛快であり、
それは僕にとって映画的に大いにプラスに働いた。
なかなか衝撃度の高い作品で、正直このランキングを書いている気分によっては
もっと順位を上げていてもおかしくない作品だった。)
9位「裏切りのサーカス」
(一回見ただけではなかなかディテールは理解できてなかった。
たくさんの情報を濃密に押し込み、見る方はもう大変でした。
一時も目を離せませんし、なかなか頭も混乱するけど、
最終的には合点がいく。それでも、それでも面白いしかっこいい。
見れば見るほど、本作の評価は上がるだろう。
実に完成度の高い、スマートなサスペンスだった。
トム・ハーディは旬である。)
8位「アウトレイジ ビヨンド」
(とはいえ、本作は、前作と合わせてこの順位になる。
テンポ良い喋くりというか罵り合い展開かと思ったら違った。
そんな中、たけしと中野が花菱会を訪れた時の
中野、たけしと塩見三省、西田敏行のかけ合いは震えるほどに興奮した。
それだけでもファンの僕からすれば星4つは妥当といえる。
ガタガタ言わねぇで黙って見やがれバカ野郎、って感じなんです。)
7位「DRIVE」
(冒頭の運転シーンで心掴まれたらもう止まらないですね。
このカーチェイスシーンは必見です。これなんです!!
そしてキスシーンももはや伝説的といっても良い位の印象でした。
というこの2点だけでも本作はもはや至高。
ニコラス•ウィンディング•レフン監督のこれ以上ない名刺変わりとなる作品です。)
6位「50/50 フィフティ・フィフティ」
(ガン克服に関するストーリーをコメディタッチで描いているのですが、
その軽快さが実に素晴らしい。ただし、この予告編ではそのうまいバランスが
いまいち伝わらないなと感じます。まずは鑑賞してみてください。
ジョセフゴードンレヴィットの抑えた演技とエモーショナルの爆発の
シーンなんかはもう僕は唸ってましたね。素晴らしいです。
好きすぎて今年で3回は鑑賞しました)
5位「ヒミズ」
(ヒミズという人気原作をどう調理するか。
園子温監督の作家性はどう転ぶか。
そんな監督の用意した染谷氏と二階堂氏2人の主演は、
見事にこのエネルギーそのものとなった。
震災を絡めた描写とラストシーンの描写が、
非常に多くの賛否の嵐となったわけだが、
僕はとても、とても心を突き動かされた。
ラストのメッセージには、涙さえした。
「今描く原作ヒミズを通した映画ヒミズ」は、これしかない)
4位「悪の教典」
(伊藤英明あっぱれですね。彼の評価はこれでまたうなぎのぼり!
はすみん!はすみん!まさに適役でした。
人物背景の深部に立ち入ることはなかったけど、殺戮で魅せまくりました。
悪く捉えられれば、内容は薄いとか言われそうですね。
中盤以降、それでも僕はずっとひきつけられてました。
とにかく人を殺しまくります。そんな殺す時も映画自体は軽快で、
サイコパスの人の殺す時の心理ってまさにそんな感じなのかな、
とか思うとゾッとしますね。あまりに軽快過ぎて本当に面白かった。
けれど、不快な人はとことん不快にさせる作品でもあります)
3位「おおかみこどもの雨と雪」
(文句なしに素晴らしかった。ディテールへのツッコミ多数だが、
余計なツッコミをいちいち入れるのは本作においてアホらしい。
その姿にその思いに純粋に感動しよう。
何度も観たいシーンはたくさんあったし、
その地にそのシーンに見事にハマり引き立てる音楽。
大人も子供も勇気だけでなく、色んなことを考えるきっかけを与える
大事な作品なんじゃないかと思います。
至高とも言えるシーンの数々、本当に美しい。
何度も何度も泣ける。特別、映画として盛り上がる場面っていうのは、
用意されていないにもかかわらず、こんなにも涙が流れてきてしまうとは。。
肯定されまくったまさにアニメならではのファンタジーストーリーは、
こんなにも平和で心清らかになるのか、と。大好きです。)
2位「桐島、部活やめるってよ」
(2012年、もっとも話題になった作品はこれでしょう。
本当に作品として最高でした。DVD購入しますよね、こりゃ。
ここまであの学生時代特有の行動、心理を描くことで、
観ている人々の心をえぐりまくる作品はなかなか無いでしょう。
それゆえに人に語りたくなり、うおぉ!とか思いながら思い返してみたり。。
大団円のシーンや大後寿々花の目線の演技、
とにかく隅から隅まで素晴らしかったんです。
最高の完成度をもった作品でした。
本作はそしてたくさんの視点を有していますね。
あなたは誰の視点だったでしょうか?
「出来る奴は何でもできるし、できない奴は何にもできないってだけの話だろ」
学生時代にこれを悟ることの実に寂しく悲しいことよ。
ただただ好きなことに夢中であることの輝かしいことよ。
とにかく、見て感じて語り合いたい作品でした。)
1位「この空の花 長岡花火物語」
(もはやこの作品の価値というのは、
1位とかそういうレベルの話ではない。
独特なカットと演出、セリフ回しの連続。
そしてクライマックスにおいて無意識にとめどなく流れる大量の涙。
大林監督も言うように、本作には大量の涙が流れるような
装置がたくさん用意されているわけだ。
震災以後に生まれた奇跡的な作品といえます。
もう、本当にこんな映画体験はない、と言い切れるほどの鑑賞でした。
のちにDVDとなり、また多くの人に愛されていくことでしょうが、
本作は映画館で見て大輪の花を咲かせる作品だと思う。
上映館数はさほど多くはなかったので、それでも多くの人にみてもらいたい。
大林監督、ありがとうございました。)
以上でした。
補足的に時点をさらっと挙げて、終わります。
「ブロンソン」
「人生はビギナーズ」
「ヤング≒アダルト」
「アーティスト」
「宇宙人ポール」
といったところでしょうか。
トップ10からこの次点までは、どれも好きな作品といえますね。
お暇な時にでもこれを参考にしてDVD鑑賞してみてください。
それでは。
2012年8月7日火曜日
♯297 7月映画鑑賞まとめ
7月の鑑賞メーター
観たビデオの数:8本
観た鑑賞時間:967分
おおかみこどもの雨と雪
★★★★★ 文句なしに素晴らしかった。余計なツッコミをいちいち入れるのは本作においてアホらしい。その姿にその思いに純粋に感動しよう。何度も観たいシーンはたくさんあるし、その地にそのシーンに見事にハマり引き立てる音楽。大人も子供も勇気だけでなく、色んなことを考えるきっかけを与える大事な作品なんじゃないかと思います。
鑑賞日:07月25日 監督:細田守
恋の罪 [DVD]
鑑賞日:07月23日 監督:園子温
ヘルタースケルター
★★★☆☆ 写真的な意味では魅せる部分はあったものの映画として物語としては物足りなさを感じずにはいられなかった。沢尻エリカはでも本当に可愛かった。民放でどうせ放送されないと思うからぜひ劇場で観ても、沢尻エリカ目的それだけであれば大きな損はないと思う。それ程彼女は本作では輝いてたんじゃないかな。ただ映画そのものとしてはやはり物足りず、どこか迫力と疾走感に欠けていた。僕なら園監督の恋の罪を観た方がいいんじゃない?と言ってしまうと思います。
鑑賞日:07月22日 監督:蜷川実花
サマーウォーズ [DVD]
鑑賞日:07月20日 監督:細田守
50/50 フィフティ・フィフティ [DVD]
★★★★☆ 劇場に続きレンタル始まったので2度目の鑑賞。やっぱり大好きだこの作品。ジョセフゴードンレヴィットの抑えた演技とエモーショナルの爆発、セスローゲンのキャラ(やっぱり大好き!!)、アナケンドリックのキュートさ、最高のバランスだなぁ。
鑑賞日:07月19日 監督:ジョナサン・レヴィン
リアル・スティール DVD+ブルーレイセット [Blu-ray]
★★★☆☆
鑑賞日:07月06日 監督:ショーン・レヴィ
アントキノイノチ DVD スタンダード・エディション [DVD]
★★☆☆☆
鑑賞日:07月05日 監督:瀬々敬久
ラースと、その彼女 (特別編) [DVD]
鑑賞日:07月01日 監督:クレイグ・ギレスピー
鑑賞メーター
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
タンブラーもよろしく
観たビデオの数:8本
観た鑑賞時間:967分

★★★★★ 文句なしに素晴らしかった。余計なツッコミをいちいち入れるのは本作においてアホらしい。その姿にその思いに純粋に感動しよう。何度も観たいシーンはたくさんあるし、その地にそのシーンに見事にハマり引き立てる音楽。大人も子供も勇気だけでなく、色んなことを考えるきっかけを与える大事な作品なんじゃないかと思います。
鑑賞日:07月25日 監督:細田守
![恋の罪 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51N6gQG-GlL._SL75_.jpg)
鑑賞日:07月23日 監督:園子温

★★★☆☆ 写真的な意味では魅せる部分はあったものの映画として物語としては物足りなさを感じずにはいられなかった。沢尻エリカはでも本当に可愛かった。民放でどうせ放送されないと思うからぜひ劇場で観ても、沢尻エリカ目的それだけであれば大きな損はないと思う。それ程彼女は本作では輝いてたんじゃないかな。ただ映画そのものとしてはやはり物足りず、どこか迫力と疾走感に欠けていた。僕なら園監督の恋の罪を観た方がいいんじゃない?と言ってしまうと思います。
鑑賞日:07月22日 監督:蜷川実花
![サマーウォーズ [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/419nVKBEIkL._SL75_.jpg)
鑑賞日:07月20日 監督:細田守
![50/50 フィフティ・フィフティ [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51UxlbmKFgL._SL75_.jpg)
★★★★☆ 劇場に続きレンタル始まったので2度目の鑑賞。やっぱり大好きだこの作品。ジョセフゴードンレヴィットの抑えた演技とエモーショナルの爆発、セスローゲンのキャラ(やっぱり大好き!!)、アナケンドリックのキュートさ、最高のバランスだなぁ。
鑑賞日:07月19日 監督:ジョナサン・レヴィン
![リアル・スティール DVD+ブルーレイセット [Blu-ray]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51%2BMo2nFB6L._SL75_.jpg)
★★★☆☆
鑑賞日:07月06日 監督:ショーン・レヴィ
![アントキノイノチ DVD スタンダード・エディション [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51wM7XXZu0L._SL75_.jpg)
★★☆☆☆
鑑賞日:07月05日 監督:瀬々敬久
![ラースと、その彼女 (特別編) [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51dBil97XRL._SL75_.jpg)
鑑賞日:07月01日 監督:クレイグ・ギレスピー
鑑賞メーター
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
タンブラーもよろしく
2012年7月31日火曜日
2012年7月29日日曜日
♯295 おおかみこどもの雨と雪
2012年 日本
監督 細田守
あらすじ
「人間の姿をしていながらもおおかみおとこという正体を
持つ男(声:大沢たかお)と出会った大学生の花(声:宮崎あおい)。
二人は惹かれあい、やがて子どもを授かる。
姉の雪と弟の雨は、人間とおおかみのふたつの顔を持つ、
おおかみこどもだった。
都会の片隅で正体を隠しながらつつましやかに暮らす4人は、
幸せそのものだった。しかしある日、父が死んでしまい、
幸せな日々に終止符が打たれた。
おおかみこどものきょうだいを抱えた花は、
豊かな自然の残る田舎に移住することを決意する。」(goo 映画より転載)
ということで、久々の更新です。
サボってました。長文を書く余力がありませんでした。
すみません。。
ってことで、観てきました。おおかみこども。
近年連続ヒットを飛ばし、要注目であった細田作品。
観劇前から期待値が上がるのは当然でした。
そしてそこを見事に飛び越えてくるあたり、
もはや完敗でございます。。
おおかみおとこ、という狼と人間という
ふたつのレイヤーを通したことは、
今回より一層我々に投げかけたものを
強力にさせる働きをもっていたと思います。
一見ファンタジーな設定でありながら、
やってること、言ってることは、
とことん我々の共感できるところにある。
男と女の愛、親と子の愛、そして別離。
それらは2つのレイヤーが噛むことで、
僕らが抱く感情がさらに重厚になった。
それらに加え、うまかったのが、
サマーウォーズでは特にわかりやすかった、
ここで泣ける!盛り上がる!
という「アゲ」の場面を、
今回はあえて引いたところだった。
激しい起伏に客を巻き込むことなく、
己のリズムで淡々と進む作品の中で、
我々が勝手に共感し泣く、という構図だ。
考えてみれば実に挑戦的なものだ。
それでいて多くに共感し、共鳴し、
すっかり涙ぐむ僕らといったら、まぁ素直。
たしかに突っ込もうと思えば突っ込める場所は、
いくつもあるけれど、ディティールに突っ込むのは
本作において何かアホらしく思えた。
ホント、本作はそれほどストレートに、
僕らに色んなものを投げかけてきてくれた。
作品が客に対して、本当に真摯だった。
その真摯な姿に屈する僕らは、
そこで何度でも観たいと思わせられる
シーンをたくさん見せてもらった。
僕も観終えたばかりだけど、
またすぐ劇場に駆けつけたいし、
DVD買いたいし、地上波でも録画するし、みたいな。
手に取るように、何かにつけて
僕らは各シーンを選び思い出すだろう。
それほど、僕らにシーンは溶け込んだのだ。
そんな、僕らの心にフィルムを刻んだ本作だが、
高木正勝が担当した音楽の力も実に絶大だった。
シーンそれぞれの背中を、
時には押し、時にはそっと包んでいた。
本作に関わるスタッフ・キャストは、
細田作品の常連含め、実に豪華であった。
細田氏は本作の核となる部分は、
終始強力に持ち続けたことで、
表現すべきものは実に周囲のスタッフとしても
実に明確であったんだろう。
そんな一致した方向性は、
ストレートに僕らに飛び込んできてくれたわけだ。
ぜひ、劇場でこの夏に体験して欲しい、
作品だった。ぜひ。
ネタバレせずに気持ちをぶちまけようと頑張って書きました(笑)
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