さて、何のタイミングかはわかりませんが、
ここ最近、タンブラーを始めてみたので、
よろしければこちらもどうぞ。
うまいこと、本ブログと棲み分けできたらな、と。
では、よろしくお願いいたします。。。
ではでは。。
2012年7月31日火曜日
2012年7月29日日曜日
♯295 おおかみこどもの雨と雪
2012年 日本
監督 細田守
あらすじ
「人間の姿をしていながらもおおかみおとこという正体を
持つ男(声:大沢たかお)と出会った大学生の花(声:宮崎あおい)。
二人は惹かれあい、やがて子どもを授かる。
姉の雪と弟の雨は、人間とおおかみのふたつの顔を持つ、
おおかみこどもだった。
都会の片隅で正体を隠しながらつつましやかに暮らす4人は、
幸せそのものだった。しかしある日、父が死んでしまい、
幸せな日々に終止符が打たれた。
おおかみこどものきょうだいを抱えた花は、
豊かな自然の残る田舎に移住することを決意する。」(goo 映画より転載)
ということで、久々の更新です。
サボってました。長文を書く余力がありませんでした。
すみません。。
ってことで、観てきました。おおかみこども。
近年連続ヒットを飛ばし、要注目であった細田作品。
観劇前から期待値が上がるのは当然でした。
そしてそこを見事に飛び越えてくるあたり、
もはや完敗でございます。。
おおかみおとこ、という狼と人間という
ふたつのレイヤーを通したことは、
今回より一層我々に投げかけたものを
強力にさせる働きをもっていたと思います。
一見ファンタジーな設定でありながら、
やってること、言ってることは、
とことん我々の共感できるところにある。
男と女の愛、親と子の愛、そして別離。
それらは2つのレイヤーが噛むことで、
僕らが抱く感情がさらに重厚になった。
それらに加え、うまかったのが、
サマーウォーズでは特にわかりやすかった、
ここで泣ける!盛り上がる!
という「アゲ」の場面を、
今回はあえて引いたところだった。
激しい起伏に客を巻き込むことなく、
己のリズムで淡々と進む作品の中で、
我々が勝手に共感し泣く、という構図だ。
考えてみれば実に挑戦的なものだ。
それでいて多くに共感し、共鳴し、
すっかり涙ぐむ僕らといったら、まぁ素直。
たしかに突っ込もうと思えば突っ込める場所は、
いくつもあるけれど、ディティールに突っ込むのは
本作において何かアホらしく思えた。
ホント、本作はそれほどストレートに、
僕らに色んなものを投げかけてきてくれた。
作品が客に対して、本当に真摯だった。
その真摯な姿に屈する僕らは、
そこで何度でも観たいと思わせられる
シーンをたくさん見せてもらった。
僕も観終えたばかりだけど、
またすぐ劇場に駆けつけたいし、
DVD買いたいし、地上波でも録画するし、みたいな。
手に取るように、何かにつけて
僕らは各シーンを選び思い出すだろう。
それほど、僕らにシーンは溶け込んだのだ。
そんな、僕らの心にフィルムを刻んだ本作だが、
高木正勝が担当した音楽の力も実に絶大だった。
シーンそれぞれの背中を、
時には押し、時にはそっと包んでいた。
本作に関わるスタッフ・キャストは、
細田作品の常連含め、実に豪華であった。
細田氏は本作の核となる部分は、
終始強力に持ち続けたことで、
表現すべきものは実に周囲のスタッフとしても
実に明確であったんだろう。
そんな一致した方向性は、
ストレートに僕らに飛び込んできてくれたわけだ。
ぜひ、劇場でこの夏に体験して欲しい、
作品だった。ぜひ。
ネタバレせずに気持ちをぶちまけようと頑張って書きました(笑)
登録:
投稿 (Atom)